国立研究開発法人情報通信研究機構×攻殻機動隊SAC_2045 マンガIP活用事例 vol.59

講談社のマンガやアニメのキャラクターは、企業とコラボレーションし、商品やキャンペーンツールとして活用されることで、新たな価値を生み出しています。マンガIPサーチでは、その代表的な事例を紹介しています。

国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT) × 攻殻機動隊SAC_2045

©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会

●対象商品・サービス:
・サイバーセキュリティサービス
・プロジェクトポータルサイト

●キャラクター使用カテゴリー:
広告宣伝

●実施期間:
2022年5月31日(火)14:00〜

●コラボ概要:
情報通信分野を専門とする日本唯一の公的研究機関である「国立研究開発法人情報通信研究機構(以下:NICT)」と、大人気アニメ『攻殻機動隊 SAC_2045』がコラボレーション。
「NICT」は、2021年4月に発足した新組織サイバーセキュリティネクサス(Cybersecurity Nexus:「CYNEX/サイネックス」)において「WarpDrive」を再起動し、『攻殻機動隊 SAC_2045』とタイアップを開始。同作品の世界観にプロジェクト全体をアップデートするとともに、各種ユーザビリティを向上しました。

「WarpDrive」では、『攻殻機動隊』の作中に登場するシンボル的存在であるAI搭載の思考戦車「タチコマ」を起用し、PC向けにGoogle Chromeの拡張機能のみで使用可能な「タチコマ・セキュリティ・エージェント(タチコマSA)」を。また、スマートフォンユーザーには「タチコマ・セキュリティ・エージェント・モバイル(タチコマ・モバイル)」の無償ダウンロードを2022年5月31日14時から開始。

「タチコマSA」と「タチコマ・モバイル」がインストールできる「WarpDrive」ポータルサイトトップ画面より

多様化・巧妙化を続けるサイバー攻撃。悪性のWebサイトを閲覧したユーザーのみに攻撃が行われるWeb媒介型攻撃正確な実態把握が困難であることが本施策の背景にあります。「NICT」では、参加ユーザーのWebアクセスの観測、分析、攻撃検知、ブロック、警告等を行い、Web媒介型攻撃の実態解明や対策展開を目指し、今回のタイアップが実現。
「WarpDrive」では、今後も「タチコマSA」と「タチコマ・モバイル」のユーザビリティ向上やゲーム要素の追加など、継続的なアップデートを行い、より多くの参加ユーザーを募り、Web媒介型攻撃の実態解明や対策展開を更に進め、Web空間の安全性向上を目指しています。

情報通信分野の公的研究機関と、電脳犯罪に立ち向かう攻性の組織が活躍する『攻殻機動隊』の世界観がマッチした本コラボは、今後の研究開発成果につながり、イノベーションの創出が期待される事例といえそうです。

掲載日:2023年8月10日

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