新潟県警十日町警察署 × 頭文字D マンガIP活用事例 Vol.85

講談社のマンガやアニメのキャラクターは、企業とコラボレーションし、商品やキャンペーンツールとして活用されることで、新たな価値を生み出しています。マンガIPサーチでは、その代表的な事例を紹介しています。

新潟県警十日町警察署 × 頭文字D

©しげの秀一/講談社

●対象商品・サービス:
オリジナル防犯ポスター

●キャラクター使用カテゴリー:
官公庁・自治体コラボ

●実施期間:
2023年12月19日(火)~

●コラボ概要:
新潟県の十日町警察署と『頭文字D』がコラボレーションし、特殊詐欺根絶を呼びかけるポスターが完成しました。当コラボは、増加傾向にある市内の特殊詐欺被害を防止するため、インパクトのある掲示物を作ろうと十日町警察署が企画し、市内(旧松之山町)出身である同作の原作者であるしげの秀一氏の協力を得て実現。しげの氏は「十日町は大切な故郷。特殊詐欺という高齢者を狙った卑劣な犯罪に立ち向かう活動の一環に微力ながら参加させていただける事は大変幸せです。想像していたよりも洗練されたすばらしいデザインのポスターに仕上げていただきました」とコメントしています。

十日町警察署でのポスター披露の様子

作品の原画をもとに制作されたポスターは2種類で、「甘いお金の話は、アウト・オブ・眼中」「とにかく絶対だまされないで」など、作中の名ゼリフをアレンジしたメッセージで特殊詐欺の被害防止を訴えるものとなっています。ポスターはそれぞれ300部、計600部が印刷され、十日町市と津南町の官公庁や金融機関、スーパーマーケットやガソリンスタンドなどに掲示されています。

十日町内各所にポスターを掲示し、防犯意識を高める活動を推進

原作の累計発行部数が5600万部を超え、アニメもヒットした人気作品と警察署のコラボは、その意外性から大きな注目を浴び、原作者が地元に貢献するという社会的意義もあわせ持った好事例となりました。

掲載日:2024年2月22日

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