株式会社 ポプラ社「ポプラ新書」× カイジ マンガIP活用事例Vol.95

講談社のマンガやアニメのキャラクターは、企業とコラボレーションし、商品やキャンペーンツールとして活用されることで、新たな価値を生み出しています。マンガIPサーチでは、その代表的な事例を紹介しています。

株式会社 ポプラ社「ポプラ新書」× カイジ

©福本伸行/講談社

●対象商品・サービス:
・コラボレーション限定書籍カバー展開
・書店での「ポプラ新書10周年フェア」開催
・X(旧:Twitter)プレゼントキャンペーン実施
・キャンペーン告知ページ

●キャラクター使用カテゴリー:
広告宣伝

●実施期間:
2023年9月25日(月)~11月30日(木)

●コラボ概要:
児童書をはじめ、文芸書やビジネス・実用書など幅広いジャンルの書籍を手掛けている株式会社ポプラ社の新書レーベル「ポプラ新書」と、アニメ化・実写映画化もされた人気マンガ『カイジ』シリーズがコラボレーション。レーベル創刊10周年を記念し、厳選した10冊が、マンガの名場面をデザインした限定カバーで装いも新たに登場。
同レーベルは、現代を「自らの手」で生きる上で不可欠な情報や知識、悩みを軽くする言葉や人生を豊かにする教養など、良質でエンターテイメント性の高い書籍を多くの読者に届け続けています。一方『カイジ』シリーズは、人間味溢れるキャラクターやたくみな心理描写、独創的でスリリングなゲーム設定など、マンガ本来のエンターテイメント性はもちろん、現代を生き抜く上で学ぶべき知識や教養が詰まった作品として、「未来に向かって強く進む」というレーベルと共通するコンセプトを持つという観点から、今回のコラボが実現しました。

書店来店者の目にとまるように装飾された店頭展開の様子(一例)
※写真上:オークスブックセンター南柏店プラスゲオ
※写真下:ときわ書房本八幡スクエア店

新書の内容にマッチしたセリフがセレクトされた限定カバーは視覚的インパクトも強く、全国の書店で展開された「ポプラ新書10周年フェア」でも来店者の目を引き、さらにX(旧:Twitter)では、購入した限定カバー書籍の画像とともにハッシュタグを付けてポストした方へ、抽選で同デザインの読書ノートをプレゼントするというキャンペーンも実施。「学生時代以来、久しぶりに新書を手にした」「普段は読書をしないが、書籍購入のきっかけになった」などのポストもあり、新規読者層への訴求効果の高さもうかがえました。

「未知への挑戦」「生きるとは共に未来を語ること共に希望を語ること」をスローガンに2013年9月に誕生した新書レーベルと、シリーズ累計部数3000万部超えの人気マンガの異色のコラボレーションは、その意外性が多くの注目を集めることとなり、レーベルの新たな魅力を広く発信することに寄与した好事例といえそうです。

掲載日:2024年4月18日

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