個人情報保護委員会 × 転生したらスライムだった件 マンガIP活用事例Vol.148
講談社のマンガやアニメのキャラクターは、企業とコラボレーションし、商品やキャンペーンツールとして活用されることで、新たな価値を生み出しています。マンガIPサーチでは、その代表的な事例を紹介しています。
個人情報保護委員会 × 転生したらスライムだった件
©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会
●対象商品・サービス:
・啓発ポスターの作成・掲示
・インターネット広告の配信
・デジタルサイネージ広告の掲出
●キャラクター使用カテゴリー:
広告宣伝
●実施期間:
2025年2月3日(月)〜3月31日(月)17時
●コラボ概要:
個人情報保護委員会とTVアニメ『転生したらスライムだった件』が、「STOP!名簿流出」の啓発を目的としてコラボレーション。
個人情報保護委員会は、個人情報保護法を所管し、個人情報の保護と適正かつ効果的な活用を図るための業務を行う行政機関です。
同委員会では、強盗や特殊詐欺などに使われないために、個人情報取扱事業者が個人情報保護法に基づき、適切に名簿を管理することが重要である、との考えから、今回「STOP!名簿流出」の啓発を目的として、学生や社会人など幅広い層に認知されている『転生したらスライムだった件』とのコラボを行いました。
コラボポスターのデザインは描き下ろしの他にも認知度の高い同作のイラストを使用
本コラボにあたり、同委員会の報道発表では次のように啓発実施の背景を記載しています。
※以下、個人情報保護委員会 令和6年度報道発表|「STOP!名簿流出」の啓発を目的とした TVアニメ『転生したらスライムだった件』とのコラボレーションについて(令和7年2月3日)より一部引用。
個人情報取扱事業者には、事業※で名簿等を利用していれば、株式会社等の営利組織だけでなく、自治会・町内会、同窓会、PTA、マンション管理組合、NPO法人、サークル等の非営利の団体や、個人で活動している個人事業主も該当します。また、例年、特に3月から4月にかけては、進学や就職等で人の移動が多い時期であり、名簿等を取り扱う機会も増えることから、幅広い層への啓発を行うこととしました。
※「事業」とは、一定の目的をもって反復継続して遂行される同種の行為であって、かつ社会通念上事業と認められるものをいい、営利・非営利の別は問いません。
本コラボではオリジナルの啓発ポスターを5種類作成し、このうち描き下ろしのポスターは都道府県庁・市区町村役場等全国約1,800か所に掲示。こちらは個人情報保護委員会ホームページの啓発資料ページに掲載され、本コラボ期間中はダウンロードして活用も可能になっています。
作品タイトルをコラボ仕様にアレンジし、訴求効果を高めるデザインに
また、インターネット広告として、「Xプロモツイート in タイムライン(静止画)」と「YouTube Bumper 広告(動画)」も展開。ほかにデジタルサイネージ広告として、駅構内や国内9空港(羽田空港、中部国際空港、広島空港、松山空港、長崎空港、熊本空港、宮崎空港、鹿児島空港、那覇空港)にも掲出される予定です。
個人情報保護委員会の公式Xアカウントでは個人情報取扱事業者へ画像付き投稿で呼びかけ実施
個人情報保護法を所管する行政機関と、シリーズ累計発行部数が4,500万部を超える人気作品のコラボは、ファンの方だけでなく、セキュリティ関係のメディアに取り上げられるなど、各方面から注目を集めるものとなりました。
掲載日:2025年2月25日