新潟県 × 転生したらスライムだった件 マンガIP活用事例Vol.158

講談社のマンガやアニメのキャラクターは、企業とコラボレーションし、商品やキャンペーンツールとして活用されることで、新たな価値を生み出しています。マンガIPサーチでは、その代表的な事例を紹介しています。

新潟県 × 転生したらスライムだった件

©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

●対象商品・サービス:
・描き下ろしメインビジュアル
・コラボ特設サイトの公開
・オリジナル動画配信
・SNSプレゼントキャンペーンの実施
・「子育てに優しい新潟県 こむすびフェア2025」の開催

●キャラクター使用カテゴリー:
広告宣伝

●実施期間:
2025年1月15日(水)〜

●コラボ概要:
様々な子育て支援施策を推進している新潟県が、幅広い世代に人気のアニメ『転生したらスライムだった件』とコラボレーション。首都圏の子育て世代に向けて県の施策の認知拡大を図るため、「転居するなら"子育てに優しい!"ニイガタだった件」と題したプロモーション活動を展開しました。

同作のキャラクターたちが "異世界ニイガタ"に転居し、ベビースライムを育てる主人公・リムル、キャリアウーマンとして働くシオンといったように、ニイガタでの子育て、働き方・暮らし方について発信していくオリジナル動画や特設サイトを公開しました。

コラボを記念して描き下ろされた異世界・ニイガタに転居したキャラクターたち

オリジナル動画や特設サイトでは「地域子育て支援拠点数全国1位で、子育ての不安や悩みを気軽に相談できる」「保育施設が充実し、待機児童がゼロ。子育てと仕事の両立がしやすい」「自然や子供向けアクティビティも充実」「民間企業も従業員の子育てサポート体制が充実」といった、新潟県が育児に適している理由を紹介しています。

また、同県の公式X「新潟のつかいかた」では、コラボを記念してプレゼントキャンペーンを実施。同アカウントをフォローし、「#転居するならニイガタ」を付けて県の移住魅力ポイントを投稿すると、抽選で計110名にコラボオリジナルイラスト入りの県内ブランドのお泊まりセットや県産コシヒカリがあたるというもの。

描き下ろしイラストを使用したキャンペーン賞品
※画像はイメージ

さらに、2025年1月28日(火)〜2月2日(日)に東京都銀座の新潟情報館「THE NIIGATA」にて「子育てに優しい新潟県 こむすびフェア2025」が開催されました。初日には県の職員や、新潟で子育て経験のあるゲストを交えてのトークイベントを実施。また、期間を通じて施策を紹介するブース展示やキャラクターパネルも設置され、作品の世界観を味わいながら県の魅力が理解できる内容に。これらの展示は新潟県内でも開催されました。

「子育てに優しい新潟県 こむすびフェア2025」の模様

同県は、アニメやデザイン等の業界で活躍できる人材を育成する大学や専門学校が17校あり、首都圏のオフィス系企業の誘致活動を経て8社のアニメ制作を手がける企業の拠点があるほか、マンガ・アニメフェスやアニメ映画祭が開催される等、マンガ、アニメ作品との関係も濃密な地域となっています。
こうした背景を持つとともに子育て支援を推進する自治体と、原作はシリーズ累計発行部数4,500万部を超え、大人から子供まで幅広い年齢層への訴求力を持つ作品とのコラボは親和性が高く、地域の魅力・情報発信を効果的に行える事例として大きな関心を集める企画となりました。

掲載日:2025年5月7日

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