鳩森八幡神社 × 盤上のオリオン マンガIP活用事例 Vol.154
講談社のマンガやアニメのキャラクターは、企業とコラボレーションし、商品やキャンペーンツールとして活用されることで、新たな価値を生み出しています。マンガIPサーチでは、その代表的な事例を紹介しています。
鳩森八幡神社 × 盤上のオリオン
©新川直司/講談社
●対象商品・サービス:
・オリジナルグッズの配布
・指導対局イベントの開催
・特設サイトの開設
●キャラクター使用カテゴリー:
商品化
●実施期間:
2025年3月17日(月)~2025年4月13日(日)
●コラボ概要:
東京都渋谷区千駄ヶ谷、"将棋の聖地"としても名高い「鳩森八幡神社」と、将棋をテーマとして注目を集めている青春マンガ作品『盤上のオリオン』がコラボレーション。本企画は、マンガ・アニメグッズブランド「Fuuuu」が手がけたもので、同神社にてオリジナルデザインの御朱印や御朱印帳、御守り等が頒布されました。
「鳩森八幡神社」は将棋連盟とも関係が深く、高さ1メートル20センチの欅(けやき)製の大駒が奉納された同神社内にある「将棋堂」は、将棋連盟との協力のもとに建立されたもの。プロ棋士をはじめとして、多くの将棋を愛する人々が将棋界の繁栄を祈願するシンボルとして有名で、本コラボはこうした縁から結びついたものとなります。
コミックスの表紙デザインをもとにした「開運の御朱印帳」(1種)
将棋の駒の文字が入った「開運の御朱印」(8種)
作中キャラクターの名前が入った駒型のシールがセットになった「開運の絵馬」(3種)
各キャラの"運命の一手"の場面が刻まれた桐箱入りの「開運の御守り」(3種)
※御朱印帳の購入者には限定ノベルティの「棋譜コースター」を配布
※御朱印・御朱印帳・絵馬・御守りの画像はイメージ
展開されたグッズはそれぞれ、同作コミックスの表紙をベースにしたオリジナルデザインで、8種の御朱印にはそれぞれ将棋の駒の文字が配されました。さらに御朱印帳購入者へのノベルティは、作中で主人公・夕飛がバーで棋譜を記したコースターを忠実に再現したもの。
また、グッズ販売以外にも、作品の将棋監修を行なっているプロ棋士・山本博志五段による指導対局イベントも開催され、作品、将棋の両ファンの間で話題となりました。
同時開催イベントとして実施された指導対局当日の模様
実施日:2025年3月30日(日)
画像引用元:Fuuuu公式Xアカウントより
平安時代創建という長い歴史のなかで多くの人々に崇敬され、現代では将棋を愛する人々の聖地ともなっている神社と、同じく将棋を題材とした注目作のコラボは親和性が非常に高く、参拝者の裾野を広げる役割を果たした好例です。
掲載日:2025年4月18日