著
安藤 慈朗
内容紹介
生きていくため、少女が手にしたもの、それが将棋。７年後、生まれも育ちも違う３人の少女が出会う。それぞれの目的を胸に、いま将棋界に鮮烈な花が咲く！
登場人物紹介
安岡 紫音
１２歳で女流棋士になった中学生。幼い頃に両親を殺害されて以来、言葉を失う。プロ棋士の安岡に引き取られ、将棋を覚える。旧姓・石渡
斉藤 歩
母の医療費を稼ぐことを目的に、性別を偽り神園に弟子入りし、女流棋士に。のちに男として棋士を目指し、奨励会員に。紫音と仲がいい
二階堂 沙織
女流棋士。裕福な家庭に育ち、大学には行かず、将棋一本に。紫音や歩をライバル視している。名人・羽仁とは兄妹弟子で、彼のことを慕っている
羽仁 真
プロ棋士にして名人。将棋のためにすべて捨てた。男女プロアマ混合の将棋トーナメントを発案し、目をつけていた紫音との対決を心待ちにする
安岡 信次
プロ棋士。両親を失った紫音を引き取る。現在では実の親子同然の仲で、紫音の将棋の才能を信じる
安岡 幸子
両親を失った紫音を引き取り、夫と共に紫音のことを見守っている。ピアノ教室を開いていて、引き取る前、紫音にピアノを教えていた
羽仁 悟
羽仁の弟で新進の実業家。婚約者・一美の死の真相が紫音の親の殺人事件にあると考え、彼女に当時の記憶を聞き出そうと、嫌がらせをする
九谷 啓司
安岡の内弟子で、紫音の兄弟子。彼女のことを見守りつつ、沙織のことが気になっている
神園 修
歩が弟子入りした棋士。棋士の中では評判が悪いが、のちに弟子ではなくなった歩の将来を心配するなど、実は思いやりがある人
横山
初動捜査でしくじった思いを引きずり、紫音の両親の事件を追っている刑事。嫌がらせを受けている紫音にも協力的
瀬戸 一美
悟の婚約者。当時、紫音の実父の会計事務所で働いていた。紫音の両親が殺された事件の翌日に亡くなる。紫音のことをかわいがっていた
| 製品名 | しおんの王（１） |
|---|---|
| 著者 | |
| 発売日 | 2004年10月22日 |
| 初出 | 『アフタヌーン』２００４年５月号～１０月号 |