神戸在住(1)

神戸在住(1)
著者
  • 木村 紺

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内容紹介

大学生の桂は、神戸在住。さまざまな人々の生きる姿にそれぞれの「神戸」の街が見えます。

登場人物紹介

  • 辰木 桂

    東京出身だが、大学進学とともに家族で神戸に。英語文化研究部(英研)というサークルに所属。読書好き。感情が高ぶるとすぐ泣いてしまう

  • 金城 和歌子

    神戸出身。桂の関西での初めての友達で、英文科所属。洋子とともに桂のことを何かと気にかける。同棲中の婚約者・林とは、震災で避難中に出会った

  • 泉海 洋子

    桂の大学の友達で、和歌子とともに一緒によく遊んでいる。英文科所属。姫路市出身。モデルとして活動しているが、ショーモデルになる夢を追って留学

  • 鈴木 タカ美

    桂と同じ美術科で、1年から同じクラスでサークルもゼミも同じ。大阪出身。かわいくて明るくて人懐っこいが、気遣いできる人。ただ隠し事ができない

  • 林 浩(リンハオ)

    和歌子の同棲相手で博士課程にいる大学院生。両親は帰化した元中国人。日中英仏の4ヵ国語を使いこなす。震災時、ボランティアをしていた

  • 辰木 晴君

    桂の弟。調理師専門学校に通っている。昔は体が弱かったが、今は父に似てヘビースモーカー。文化祭を手伝って以来、小池と仲がいい。彼女がいる

  • 辰木 早苗

    桂の母。桂に小言をよく言う。予定にない買い物をしがちで物を捨てられないタイプ。神戸に住んでから、スーパーで働いている

  • 辰木 晴一

    桂の父。建物の内装工事の仕事をしていて、出張慣れしている。古い洋楽が好きで、桂も影響を受けている。母とはお見合いで知り合ったが、仲がいい

  • 辰木 すゑ

    桂の今は亡き祖母。生け花の先生で、桂もその頃はお花を習っていた。彼女にいつでも優しい

  • 日和 洋次

    プロのイラストレーター。車椅子で片眼は見えない。桂がファンでアトリエ兼ショップにも訪れ、交流があったが、突然亡くなり、桂が一時落ち込む

  • 小池 順

    英研所属。奈良県出身。野間と同学年で仲が良く、彼とともに桂のことを「ヅラ」と呼ぶ。晴君と仲がいい。桂が英研に入るきっかけになった人

  • 野間 誠一郎

    英研の部長。和歌山県出身。桂たちと時々遊ぶ仲。彼女よりひとつ上の学年だったが留年した。実家は大きな旅館で継ぐ予定

  • 友田 文理

    修士課程にいる大学院生。東京都出身。たまに英研へ遊びに来る。成績優秀で「流体物理学」を研究中。かつて野間と友達以上恋人未満の関係だった

  • 高橋 愛

    桂の高校の同級生。姉御肌。高校から外部入学した桂に話しかけるなどして、仲良くなる。左手がない。高校卒業後、埼玉県にある農業大学に通う

  • 立花 椿

    桂の高校の同級生で愛の幼なじみ。高校からエスカレーターで短大へ。卒業後、高校の時から働きたかった花屋でバイトし、そこの店主と結婚

  • 羽生 かよ子

    桂の高校の同級生。感覚の鋭い人で、本人曰く、いろんなものが「見える」。短大卒業後、地元の不動産会社に勤めたが辞め、美容師の学校に通っている

  • 伏見 淳美

    桂と同じ授業で知り合い、会う度に本を貸し借りし合う仲。経済学部経済学科所属。滋賀県在住。すべての科目が優秀という才媛。旧家出身で許婚がいる

  • 帆津

    桂と同じゼミの友達。物静かな性格で、距離が近いタカ美を怖がっていたが、次第に打ち解ける。遠距離恋愛中で名古屋にひとつ年上の彼氏がいる

  • 木下 友絵

    桂の隣人で、2児の母。夫婦で大阪に小さなイタリアンレストランを経営している。辰木家と家族ぐるみの仲

製品名神戸在住(1)
著者
  • 木村 紺

発売日1999年08月20日
初出『アフタヌーン』1998年6月号、7月号、9月号、12月号、1999年2月号~4月号

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