著
高田 裕三
明治十七年。皇都・東亰で明治政府の中枢に迫りつつある謎の宗教集団“東方支天衆護神民”の狙いは、人喰いの悪鬼・捨天童子の復活であった! そして支天衆の首領・奉白は捨天童子の頭部と融合共生し九百年生き続ける蘆屋道満の娘だった! その闇の者と戦う阿倍清明の末裔・倉橋しずめに今、禁断の「外道の鉄輪」の力が宿る!!
安倍晴明の末裔で魔を鎮める護法実。トラゲンとともに怪異見廻組として化け物がらみの事件を調査する警視庁の密偵でもある。トラゲンのことが好き
愛称はトラゲン。しずめとともに警視庁の密偵をしている。化け物がらみの事件が起こると、彼女とともに事件解決のためその真相を探る。以前取り憑かれた朱雀を眠らせている
東方支天衆護神民、通称・支天衆と呼ばれる組織の人間。人喰いの悪鬼・捨天童子を復活させようとしている。それを止めようとするしずめと対立。900年生きている
奉白の側近で妖遣い。捨天童子復活のため、死者に菌核を植え、九十九神として蘇らせる。そして化け物として人を襲ったり、菌核を奪うため九十九神を宿しているものを喰うように仕向ける
双龍院清明流安倍宗家惣領で、護神民派の陰陽師。彦文の一番弟子でもある。母親が敵対している支天衆の配下となったため、救い出すため支天衆を内偵していた
薙の腹違いの妹。彼と同じく護神民派の陰陽師。安倍家再興のために親に無理やり九十九神を寄生させられた。そのトラウマを受け入れてくれたしずめに心を開く
警視庁第三課に所属し、トラゲンとしずめに密偵を依頼している警部補。かつては斉藤一という名で新選組三番隊隊長として活躍していた
京の陰陽師。捨天童子の復活を阻止するため菌核を封印しようとしている護神民の相談役を務めているが、その過程で行方不明に
しずめの母。旧姓は護法院。護法実であったが、この術中に失踪。その鍵を奉白が握っていると、しずめはにらんでいる
新選組の鬼の副長。死んだはずが支天衆の仕業で蘇った。奉白の味方となり九十九神を回収している。戦うことが生きがい
元新選組十番隊隊長。菌核を植えられ生き返ったが、当初は化け物として現れた。それを静と彦文によって助けられた
元新選組二番隊隊長。原田が化け物として現れたときは農民に化けていたため戦闘できず。そこを静と彦文によって助けられる
製品名 | 九十九眠る しずめ 明治十七年編(1) |
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著者 | |
発売日 | 2007年08月23日 |
初出 | 『別冊ヤングマガジン』’06年第14号(3月4日増刊)~第18号(11月1日増刊) |