著
たなか 亜希夫
舞台上の役者心理や、目に見えぬ芸の深奥までも言語化&視覚化!
話題騒然の歌舞伎漫画!
かぶく快感! 「かぶく」とは、歌舞伎役者がご見物(観客)の心をつかみ、意のままに揺さぶる事をいう。それは無上の快感なのだ!面白がらせりゃ、勝ちだよな?見る者を「かぶく」天才・新九郎(しんくろう)が、 伝統と格式の歌舞伎界に殴り込み! 伝統も格式も関係ない、ただご見物(観客)を”かぶく”のみ!駆け出し役者の市坂新九郎、新宿でのストリート歌舞伎を手始めに芸の道をわがまま気ままに突き進む!!
かぶく(見る者の心を揺さぶる)ことが大好きな駆け出しの歌舞伎役者。先輩の嫌がらせを楽しむことも。実は伝説の歌舞伎役者・生嶋新五郎の直系
江戸時代を生きた伝説の歌舞伎役者。新九郎の夢の中に現れて謎の言葉を残すなど、彼の芸に影響を与えることを仕掛ける。新九郎は彼の直系
名家に生まれ、「仲村宗太郎」を襲名したばかり。梨園の重圧に関係なく好き勝手している新九郎に嫉妬心を抱く
孤高の女型。『籠釣瓶』の準主役に新九郎を抜擢し、そこで彼の才能を認める。以来、歌舞伎の革新派として新九郎が保守派を打ち破ってほしいと願う
完璧主義で「役者潰し」と言われる梨園の問題児だったが『連獅子』で新九郎と共演し、芸の楽しさに目覚めた。新九郎にアドバイスすることも
血筋も芸も一流の名優。さらに地位を上げるため、伝説になりそうな行動をわざとする。崋山に従い、梨園の大物で固めた舞台で新九郎を潰そうとする
興行界の大物。新九郎が生嶋新五郎の直系であることを知っていて、彼が保守派を打ち破る活躍をするよう裏から庇護し続けている革新派
歌舞伎を伝統芸能の地位にまで高めた伝説の男で新九郎を目障りに感じている梨園=保守派の首領。新九郎を完全に潰そうとある陰謀をめぐらせる
歌舞伎界に影響力を持つ山村から、新九郎を預かった彼の師匠。新九郎が何かしでかすたびに、心臓が止まりそうになる
新九郎の兄弟弟子で、よき理解者。夜な夜な新宿で行っていたストリート歌舞伎で新九郎とコンビを組んでいた
雑誌『ザ・演劇』の記者。新九郎をめぐる、歌舞伎界の裏の動きを探っていて、彼が生嶋新五郎の直系であることにたどり着く
大手興行会社の歌舞伎担当重役。かつて恋四郎を売り出した、凄腕の商売人。新九郎が売れる役者か否かを、見極めようとしている
製品名 | かぶく者(1) |
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著者 | |
発売日 | 2007年12月21日 |
初出 | 『モーニング』’07年8号、10号、12号、14号、16号、18号、20号、23号、25号、27号 |