著
樹 なつみ
死者に寄生し、人の負の生気を喰らう吸血鬼、それが「ヴァムピール」。
普通の高校生、水沫伶は不慮の事故で臨死を経験するが、その間にヴァムピール、バロンと不完全な同化をしてしまい、「半死人」としてよみがえってしまう。ヴァムピールや幽霊との接触が可能になり、その日から伶の生活は激変する。
そんな彼の前に現れた少女、北杜笙。彼女は……。
人間の心の闇を描くサスペンス・ファンタジー!
ごく普通の高校生・水沫伶はビルの屋上から飛び降り自殺をした少女の巻き添えを食ってしまう。奇跡的に生還を果たすも、その日から見えないはずのものが見え、聞こえないはずのものが聞こえるようになる。そんな彼の前に謎の美少女・北杜笙が現れ、こう告げる。「あなたは半分だけ死者の世界の住人になってしまったの」平凡な日常は崩壊し、「生者」と「死者」の織り成すドラマが始まる!
※
不慮の事故に遭い生死をさまよう間に、人の生気を喰らう吸血鬼ヴァムピールに入り込まれ、「半死人」としてよみがえってしまう
17歳の時に父親が無理心中を図り死亡した。カンタレッラという化け物・ヴァムピールと同化し、肉体を共有する
早聖大学心理臨床センター所属の臨床心理士。ヴァムピールと同化した肉体にたまる毒の澱を浄化できる能力者
伶の体に入り込むが、蘇生したため、追い出されたヴァムピール。伶の体を狙って何かとつきまとっている
笙の体に入り込み、肉体を共有するヴァムピール
製品名 | ヴァムピール(1) |
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著者 | |
発売日 | 2008年04月23日 |
初出 | 『月刊アフタヌーン』2006年9月号、2007年12月号、2008年1月号~3月号を加筆・修正 |