著
万里村 奈加
政財界の大物・辻輝樹の娘として生まれた千香子。しかし跡取りのために男の子を望んでいた父は、千香子の誕生を喜ばないばかりか、他の女を妊娠させ、千香子の母に別れ話を切り出す。病弱な弟・真治ばかりをかわいがり、女というだけで父につらくあたられる千香子。真治の家庭教師である清原だけが味方だった。清原の力を借り、自由に生きるために家を出て独り立ちすることを決意する千香子だったが。
※第14回講談社漫画賞 少女部門 受賞
政財界の大物である父に反発しながら育った女性。父の影響力のない海外に留学し、そこで報道の世界を志すように。負けん気と正義感が強い
千香子の父。裸一貫から成り上がった政財界の大立者。自分の築いた地位や財産を引き継ぐ息子の誕生を望み、長女の千香子を意のままにしようとする
輝樹の秘書。東大在学時に真也の家庭教師として辻家に雇われ、父と闘う千香子を応援してきた。敵についたように見えるが、その行動には千香子への想いが
大日本テレビの看板キャスター。恋人の森山が実力を買っている千香子を目の敵にしている。千香子が輝樹の娘だと知っており、輝樹の愛人となる
大日本テレビの番組を手がける制作会社・文化発信のプロデューサー。自身が手がける報道番組に千香子を引き抜く。恵利香とは昔からの恋人
清原の先輩で、千香子のアメリカ留学中の身元引き受け人。MITの講師をしていた才女だが、妊娠を機に家族とともに帰国した
明の夫でフォトジャーナリスト。輝樹の贈収賄の証拠となる決定的な写真を撮影後、交通事故で死亡。千香子に報道の面白さを教えた人物
千香子の異母弟。幼い頃から病弱で、千香子と家庭教師の清原に懐いていた。輝樹からは辻家の跡取りとして期待をかけられている
輝樹の3人目の妻。元は輝樹の愛人だったが、輝樹が望み続けた男の子を妊娠し、千香子の母の自殺後に後妻におさまった。恵利香の態度に腹を立てている
製品名 | プライド(1) |
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著者 | |
発売日 | 1989年12月08日 |