空手小公子　小日向海流（３３）

東京近郊Ｋ市、嶺南大学。体操でオリンピックを目指していた小日向海流は、上級生のイジメにあい挫折、鏑木流の全国王者・武藤竜二に誘われるがまま第二空手部に入部する。空手に何も興味のなかった小日向だが、仲間を得、武藤の力を目撃するうちに、次第に空手の強さに魅了されていく‥‥。そして沖縄での猛稽古を終えた小日向は、いまだ緑帯ながら全国大会予選に出場することになった！


ワンデイトーナメント・ＧＥＮＥＳＩＳ準決勝第一試合、１回戦を勝ち抜いた小日向の対戦相手は、プロレスラー・田伏準。変幻自在のプロレス殺法に対し、戸惑いながらも空手技で応援する小日向！　だが、田伏の潜在能力の高さは、小日向の想像を遥かに超えていた‥‥！！　　燃え上がる大熱戦！　空手家ｖｓ．プロレスラー、己の意地と誇りをかけた名勝負がここに生まれる！！