しずかの山(1)

しずかの山(1)
著者
  • 松本 剛

  • 原作

    愛 英史

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内容紹介

山は巨大な密室である。そこで起きる生と死のドラマ。
それは登った者でしかわからない。
言葉を返すと、そこでは何が起きていても不思議ではない。
目撃者はいない。
生きて帰った者から語られる事が真実となる。
このドラマは、そこに挑戦するホモ・サピエンスの
葛藤のドラマである(原作・愛英史氏コメントより)


山岳ガイド・高遠静が真実に迫る!《神の山・マチャプチャレ》ヒマラヤで登頂を禁じられた神の山。初登頂を目指した2人のアルピニストは、一人は栄光を手にし、一人は消息を絶った。二人の間に何かがあったのか? 《真実の山・アンナプルナ》1950年にフランス隊が成し遂げた人類初の8000m峰征服、アンナプルナ登頂。しかし、日本の若き天才アルピニストは重大な疑義を抱く。彼らは本当に登ったのか…?

登場人物紹介

  • 高遠 静

    ネパールで山岳ガイドをしている日本人。日本でもその実力を知られたアルピニストだが、ある出来事が原因で、日本に帰国せずネパールで暮らしている

  • コーレ

    静ととともに暮らす少女。孤児で人身売買されそうになったところを逃げ出し、静と出会った。エベレストから下山した後、廃人のようになっていた静の支えに

  • 間宮 勇也

    世間の注目を集める若手アルピニスト。アンナプルナの初登頂に成功したエルゾーゲと同じ条件でアンナプルナに挑み、その登頂が事実だったのか確かめようとする

  • 赤峯 博

    裕也の登山チームの一員で、かつて静と同じチームで登山して経験がある。勇也の挑戦を無謀だと言いながらも、彼の心情に共感を覚えてもいる

  • 伊集院 健二

    静の後輩で、ともにエベレスト登頂に挑んだ際に命を落とした。父親に反発していたが、実はエベレストから帰ったら家業を継ぐ覚悟を決めていた

  • 伊集院 今日子

    健二の姉。弟を生きて山から帰すという約束を守れなかった静を恨んでいるが、誘拐された父を助けるため、彼に協力を依頼する

  • 伊集院 健一

    今日子と健二の父で、大手銀行の会長。ワンマンだと思われがちだが、実は家族や行員、預金者のことを思う誠実な人物。ゲリラに身代金目的で誘拐されてしまう

  • リュパッシュ

    祖国解放のために戦うアフガニスタン革命委員会の大尉。軍資金を得るために健一を誘拐し、彼を診るドクターとして静を隊に迎え入れる

  • ルシューム

    アフガニスタン革命委員会のメンバー。かつての平和で織物産業が盛んだった故郷を取り戻したいと考えている。リュパッシュの実の息子

製品名しずかの山(1)
著者
  • 松本 剛

  • 原作

    愛 英史

発売日2010年03月23日
初出『イブニング』2009年1号、2号、4号、5号、20号、22号、24号

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