著
ながやす 巧
義とは何か、愛とは何か―。「鬼」「人斬り」と畏れられ、新選組で一番強かったと言われた男・吉村貫一郎。愛する者のために守銭奴と罵られ、愛する者のために人を斬り続けた武士の生涯が今、語られる! 浅田次郎&ながやす巧の両巨匠が贈る、魂を震わす新たな「新選組」伝説!!
慶応四年(1868)一月、大坂。鳥羽伏見の戦の最中、静観を決め込む盛岡・南部藩大坂蔵屋敷に満身創痍の武士が現れる。その男の名は吉村貫一郎。かつて南部藩を脱藩した新選組隊士であった。傷ついた体を引きずりながら、いま一度故郷に帰れるよう懇願する吉村。しかし蔵屋敷差配役・大野次郎右衛門は竹馬の友であった吉村に、切腹を申し付けるのであった‥‥。
製品名 | 壬生義士伝(1) |
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著者 | |
発売日 | 2010年07月23日 |
初出 | 『別冊少年マガジン』2010年2月号~8月号 |