著
今井 哲也
西暦2038年、夏。人類が地球から宇宙を見上げている、それぐらいの未来。団地に住んでいる小学4年生の沢渡ゆうまは、間もなく地球に大接近するという“SH3・アールヴィル彗星”に夢中になっていた。そんな中、ゆうまは謎にみちたモノと出会う。どうやら地球のモノではない──しかも例の彗星とも何か関係があるっぽい! これって何!? 『ハックス!』の今井哲也が描く宇宙スケールの最新作!!
人類が地球から宇宙を見上げている、それぐらいの未来。宇宙大好き小学生、沢渡ゆうまは、謎にみちたモノと出会う。人工知能を搭載した家庭用オートボット・ナナコの体を乗っ取るように出現したそいつは、2010年に地球に降下したとき大気圏突入時のトラブルで故障し、団地に擬態して休眠していた人工知能なのだという。「私が宇宙に帰るのを手伝ってもらえないだろうか?」団地経由の宇宙行き、極秘ミッションが始まった!
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小学4年生。宇宙や彗星の話が大好き。口うるさいナナコが苦手だったが、突然彼女を乗っ取った他の星の宇宙船「二月の黎明」を宇宙に帰す手伝いをすることになる
家事を手伝ったり、持ち主のやりたいことを手伝うオートボットと呼ばれるロボット。突然、28年前(2010年)に別の星から来た無人宇宙船「二月の黎明」に乗っ取られてしまう
小学4年生。悠真の友達で、彼とともに「二月の黎明」を宇宙に帰す手伝いをすることに
悠真と真悟の友達の小学6年生。彼らと「二月の黎明」を宇宙へ帰す手伝いをすることに。父が亡くなっていて、母一人のこともあり、しっかりした性格
悠真たちと同じ学校に通う小学5年生。クラスに馴染めず、特にわこが苦手。父のガラクタの中から宇宙船の部品を見つけ、悠真とともに宇宙船を宇宙へ帰す手伝いをすることに
真悟の姉。花香のことが気に入らない。友達が多いことが自慢で、頻繁に携帯でメッセージを送り合ってばかりいる
悠真の母。共働きのため、いろいろ手伝ってくれるナナコのおかげで家事負担が減ったことを喜んでいる。旧姓・遠藤。かつて「二月の黎明」を宇宙に帰そうとした
花香の父。かつてはるかと遼とともに「二月の黎明」を宇宙に帰そうとした。現在は小説家
悠真の父。かつて「二月の黎明」を宇宙に帰そうとした。今度は悠真が帰そうとしていることを知り、手伝うことに
製品名 | ぼくらのよあけ(1) |
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著者 | |
発売日 | 2011年06月23日 |
初出 | 『アフタヌーン』2011年3月号~7月号 |