著
雲田 はるこ
満期で出所の模範囚。だれが呼んだか名は与太郎。
娑婆に放たれ向かった先は、人生うずまく町の寄席。
昭和最後の大名人・八雲がムショで演った「死神」が
忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。
弟子など取らぬ八雲師匠。惚れて泣きつく与太郎やいかに……!?
昭和元禄落語心中・与太郎放浪篇、いざ幕開け!!
満期で出所の模範囚。だれが呼んだか名は与太郎。 娑婆に放たれ向かった先は、人生うずまく町の寄席。 昭和最後の大名人・八雲がムショで演った「死神」が忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。 弟子など取らぬ八雲師匠。惚れて泣きつく与太郎やいかに……!?昭和元禄落語心中・与太郎放浪篇、いざ幕開け!!
※ 第38回講談社漫画賞 一般部門 受賞
"いわずと知れた昭和最後の大名人。落語協会の会長となる。与太郎以外の弟子をとらなかったため、八雲を継ぐ者はいない"
八雲師匠に弟子入りした元チンピラ
八代目有楽亭八雲の若き日の高座名。助六とは同い年
菊比古と同日入門したものの、師匠に背き破門となる
真打となった与太郎が助六の名を継ぎ、三代目に。一人で子供を産んだ小夏と結婚し、家族となる。落語が心底好き
八雲に引き取られた先代助六の一人娘。父親の名を明かさずに子供を産む。与太郎と夫婦に
与太郎と小夏の息子。実は父親の名は明かされぬまま
製品名 | 昭和元禄落語心中(1) |
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著者 | |
発売日 | 2011年07月07日 |
初出 | 『ITAN』2010年第零号・1~3号 |