著
リカチ
”明治中期、少女鈴は吉原の廓に売られていたが、縁あって呉服屋の御曹司・津軽に身請けされる。自分を救ってくれた津軽に感謝していたが、彼がなんの為に大金をはらって自分を救ってくれたのか解らない鈴。何も話さない津軽の本心を探ろうとするけれど!? 少女から大人になる時間を一緒に過ごすことになった鈴と津軽。ふたりの運命の恋が緩やかに動き出す、明治の恋物語。
明治中期、吉原の廓に売られていた鈴は、縁あって呉服屋の御曹司・津軽に身請けされる。吉原から救ってくれた津軽に恩を感じていた鈴だったが、彼がなんのために自分を救ってくれたのか解らない鈴。「縁だよ」とそれ以外何も話さない津軽の心は?少女から大人になる時間を一緒に過ごすことになった鈴と津軽。二人の運命の恋が緩やかに動き出す。明治時代を生きる人々の優しくも切ない物語を美麗絵師リカチ氏が描く、待望の第1巻!
元華族の子女。遊郭にいたところを津軽に身請けされる。春時とともに欧州へ行くことを決意する
呉服店の息子。切れ者だが性格は掴み所がない。鈴を守るため、夏川に撃たれ、意識不明の重体
財政豊かな華族の長男。津軽とは幼なじみでよくつるんでいる。意外と常識人
遠峰の言いなりだったが、その呪縛を破り、音和の家へ戻る。本名は音和六郎
血の繫がらない鈴の兄。鈴を守るため、遠峰を裏切る。欧州へ渡航するつもりだが・・・
製品名 | 明治緋色綺譚(1) |
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著者 | |
発売日 | 2011年09月13日 |
初出 | 『BE・LOVE』2011年第10号~第14号 |