著
なるしま ゆり
主人公は左々暗龍、大学生の人気ライトノベル作家。彼のファンだと名乗る少年ミカトと出会ってから、左々暗の周りでは奇妙なことが起こり始める。彼の書いた小説の登場人物と同じ名前の人間が小説通りの方法で殺されていき、謎の人物から届いたメールには「現実と小説のメディアミックスへようこそ」とあった。『中学生が人を殺す漫画を読み続けたら、その影響でちょっと人を殺してみようと思う中学生が続出するのか? そんなのわからない。だから、小説と現実の事件をちょっと混ぜてみて確かめてみよう』犯人はそう提案してきたのだ。
左々暗龍は自分の書いた小説通りに事件を起こす犯人とコンタクトをとるために、ネットで「ミカト」に関する小説を書き始める。挑発に乗った犯人は、彼を襲撃…警察の裏をかいて、まんまと彼を拉致してしまう。目覚めた左々暗はなぜか全裸で手錠。犯人の姿はなく、あったのはひとつのメッセージのみ。犯人にしてやられた刑事・加古川はどう動く? そして、“作家・左々暗龍”は生き残れるのだろうか。
製品名 | ライトノベル(2) |
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著者 | |
発売日 | 2011年11月07日 |
初出 | 『ARIA』2011年3月号、5月号~8月号 |