著
びっけ
ある国に息づく残酷なしきたり。
それは“影武者として生きること――”。
場末の芝居小屋で役者をしていた少年・ロバートは、王位継承権をもつ王女・エリザベスの影武者として声をかけられる。
“絶対生きて帰ってやる――”
回り始めた運命の輪に、ロバートは飲み込まれてしまうのか?
偽り、罠、憎しみ。欲望に満ちた人間関係を描く、待望の第1巻。
ある国に息づく残酷なしきたり。それは“影武者として生きること――”。場末の芝居小屋で役者をしていた少年・ロバートは、王位継承権をもつ王女・エリザベスの影武者として声をかけられる。“絶対生きて帰ってやる――”回り始めた運命の輪に、ロバートは飲み込まれてしまうのか?偽り、罠、憎しみ。欲望に満ちた人間関係を描く、待望の第1巻。
ゼントレン国の真っすぐで純粋な心優しき王女。多少世間知らずな面もあるが、王宮の荒波にのまれ成長していく
場末の芝居小屋にいた少年であったが、王宮のしきたりによりエリザベスの影武者として白羽の矢が立つ。弟を失い、王宮で生きていくことを決意する
表向きは宮廷の馬屋番。じつは影武者の監視役
前王・ヘンリーの最期の妻であり、愛情深いエリザベスの継母
若干9歳の新国王。腹違いの姉であるエリザベスを慕う
エドワードの影武者。父の仇を討つために影武者となる
ジョンの叔父。ジョンを利用し、権力を手に入れる
エリザベスの側でつねに見守る、信頼厚い臣下
エリザベス、ロバートの身の回りを世話をする有能な侍女頭
キャサリン王太后のかつての恋人で現愛人
国王の伯父で後見人。弟のトマスとは犬猿の仲
エリザベスの腹違いの姉。他人を寄せ付けず、妹を疎ましく思っている
不自由なく暮らすため、メアリ王女の影武者となる
エス帝国支配下のスーデルの王子。メアリ女王の結婚相手
エス帝国特使。メアリ女王に政略結婚の話を持ちかける
前王の妹の孫で王位継承権を持つ。ジョンの幼なじみでもある。後に王家に復讐するために反乱軍に加わる
メアリ女王の新政に不満を抱き、反乱軍を指揮
エリザベスのいとこの子でゼントレンの王位継承権を主張
ウステン皇太子。若くしてネルトのメアリ女王と結婚
製品名 | 王国の子(1) |
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著者 | |
発売日 | 2012年08月07日 |
初出 | 『ITAN』2011年第6・7号、2012年第8・9号 |