著
弘兼 憲史
会長に就任した島耕作。業界への利益誘導を目的とする経済連から距離を置き、個人加盟で国益のために活動する経済交友会を中心に「財界活動」をおこなうことにした。島が尽力するのは、日本の「農業問題」。食糧自給率と国内の雇用を確保するため、新たな農業モデルの確立を決意する。会長となり、会社という枠に縛られずに活動する島の舞台は全世界。日本の国益を背負って、より大きなステージで島耕作は活躍する。
総合電機メーカー・テコットの会長。日本経済の発展のため、「経済連」と「経済校友会」に入会し、社業30%財界活動70%のスタンスで行動している
島の秘書で、前テコット会長・万亀健太郎の妻。観察眼に優れ、冷静な性格。食欲旺盛で大酒飲みで、島の秘書として行動をともにする三代とは飲み仲間
島の財界活動を補佐する専任秘書。ゲイを公言しており、かなり惚れっぽい。島とともに仕事で訪れた地で、恋に落ちることもしばしば
テコットの代表取締役社長。島とともにテコットの維持、発展のために尽力すると同時に、島の財界活動を全面的にサポートしてくれている
世界的な建設機械メーカー・貞松製作所の会長で、「経済蓮」の会員。功名心が強く、周囲から一目置かれる島を疎んじている。後に経済連会長に就任
島の妻。自由奔放な性格で、度量の大きな女性。テコットの大株主でもある
民自党議員。病で退陣した前総理に代わり、40代の若さで総理大臣に。自分が総理の間は経済団体から寄付金は受け付けないと宣言するクリーンな人物
自動車メーカー・トヨサン自動車の会長。周囲からの信頼も厚く、「経済連」の次期会長候補に上がっていたが辞退した。島とは気が合い、食事に行くことも
島と親しい民自党所属の議員で、防衛副大臣。「経済校友会」で集団的自衛権の勉強会を務めるなど、島の経済活動と関わりを持つことも
中国の闇の世界で暗躍する男性。中国政府と手を組み、経済を牛耳っている。島に対して強い敵対心を抱いており、ミャンマーでは彼を拉致した
テコットの前会長。島に会長職を譲り、自身は相談役となったが、ガンを患ってしまう
テコット国際本部北米部長で執行役員。島が国分に会長職を引き継ぐ決意をした際、国分の後任の社長として白羽の矢が立った。ジャズ奏者としての顔も持つ
製品名 | 会長 島耕作(1) |
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著者 | |
発売日 | 2014年01月23日 |
初出 | 『モーニング』2013年39号、41号、43号~45号、47号、48号、51号、52号、2014年2・3合併号、4・5合併号 |