著
安彦 良和
明治三十六年、満洲へ「好太王碑」調査に訪れた安積亮は、帰国後に諏訪大社の巫女・翠と祝言をあげた。日露戦争が始まり安積も国家の思惑に翻弄される中、安積は四世紀末・神功皇后の時代の夢を見る。確かに神功皇后の渡海はあり、皇后の子の父親は海人族の若者だという夢。日露戦争終結後の明治三十九年、日本政府が朝鮮支配へと乗りだす中、天皇家に抗おうとする革命勢力の陰謀に、安積は巻き込まれてゆくのだった。
製品名 | 天の血脈(5) |
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著者 | |
発売日 | 2015年02月23日 |
初出 | 『アフタヌーン』2014年7月号~12月号 |