著
藤本 正二
がんばってる人々を、今日も熱心に送り届ける「終電ちゃん」。「お前たち、明日はもっと早い電車で帰るって約束しな!」。終電には、日々を生きる乗客のドラマがある。中央線の高尾行きの終電は、午前1時37分に終点・高尾に到着する。これは全国の鉄道で最も遅い。疲れてて眠いのに、彼女に会えて、なんだかうれしい――。不思議な高揚感と一体感のある、終電物語開幕!!
中央線の終電を取り仕切る終電ちゃん。ぶっきらぼうだけど、乗客を無事目的地まで届けることに懸命で実はやさしい
山手線の終電を取り仕切る終電ちゃん。中央線の終電ちゃんとは犬猿の仲だけれど、なんだかんだピンチのときは助け合う
小田急小田原線の終電を取り仕切る終電ちゃん。中央線や山手線とちがっておだやかな性格。お腹を空かせた乗客に食べ物を配ることも
京王線の終電を取り仕切る終電ちゃん。かつてレコードデビューし、ファンが殺到。沿線客が乗れなくなったことを反省し、引退した過去が
京成線で帰宅する乗客用の特急列車・イブニングライナーの終電を取り仕切る終電ちゃん。スカイライナーの終電ちゃんは妹
京成線の上野駅と成田空港駅を結ぶ特急列車・スカイライナーの終電を取り仕切る終電ちゃん。イブニングライナーの終電ちゃんは姉
東海道新幹線の終電を取り仕切る終電ちゃん。疲れた乗客のためにブランケットを配ったり何かと気が利く
大阪環状線の終電を取り仕切る終電ちゃん。中央線の終電ちゃんをアネゴと呼び慕っている
上越線の終電を取り仕切る終電ちゃん。雪奈の実家近くの路線のため、顔見知り。噂好きでおせっかい
中央線の新人運転士だったが、欠員が出た武蔵野線の運転士に転属。そして憧れの新幹線の運転士に
新宿駅の駅長。中央線の終電ちゃんと連携を取って新宿駅に集まる終電客をうまく電車に乗せている
終電ちゃんたちの仕事ぶりを取材している「週刊ゲンザイ」の記者
「週刊ゲンザイ」のライバルである「サタデー」の記者。寺岡と同じく終電ちゃんの連載を持っている
松田の後輩で「サタデー」の新人記者。ライバル誌の記者だが寺岡に好意を寄せている
中央線沿いに住んでいる商社の営業マン。残業が多く終電ばかり。同僚の横山雪奈と付き合っていて、結婚を決める
圭一と同じ会社の経理部で働くOL。終電が一緒になった縁から圭一と付き合うようになり、結婚することに
製品名 | 終電ちゃん(1) |
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著者 | |
発売日 | 2016年03月23日 |
初出 | 『モーニング』2015年32号、40号、46号、50号、2016年2・3合併号、4・5合併号、8号、12号 |