著
朱戸 アオ
富士山麓の美しい街・S県横走市──。駐屯している自衛隊員が吐血し昏倒。同じ症状の患者が相次いで死亡した。病院には患者が詰めかけ、抗生剤は不足、病因はわからないまま事態は悪化の一途をたどる。それが、内科医・玉木涼穂が彷徨うことになる「煉獄」の入り口だった。生活感溢れる緻密な描写が絶望を増幅する。医療サスペンスの新星が描くアウトブレイク前夜!!
横走中央病院の内科医。謎の感染症の原因がペストだと勘付き、なんとかこの感染拡大を抑えようとする
国立疫病研究所ウイルス第一部所属。玉木に頼まれ謎の感染症が肺ペストだと突き止め、横走の感染拡大を食い止めようとする
自衛隊新富士病院に勤務する自衛隊医官。謎の感染症の正体を知っていて、玉木に入れ知恵をした
玉木が働いている病院の看護師の娘。母が旧型ペストで死に、自分も感染したものの玉木のおかげで一命を取り留めるが今度は新型ペストにかかってしまう
玉木が勤務する病院の清掃担当。実は旧型ペストに罹患していた
事を荒立てたくないと思っている横走中央病院の院長。ペストの感染が拡大し、治療を手伝うことになったが自分も感染してしまう
キルギスから帰国した自衛隊員。一番はじめに見つかった旧型ペストの患者。横走中央病院に運ばれ吐血し重篤だったが自衛隊病院に転院した
製品名 | リウーを待ちながら(1) |
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著者 | |
発売日 | 2017年06月23日 |
初出 | 『イブニング』2017年3号~7号、9号~10号 |