原作
鴻上 尚史
話題の新書、全身全霊のコミカライズ! 太平洋戦争末期に実施された”特別攻撃隊”により、多くの若者が亡くなっていった。だが、「必ず死んでこい」という上官の命令に背き、9回の出撃から生還した特攻兵がいた。飛行機がただ好きだった男が、なぜ、絶対命令から免れ、命の尊厳を守りぬけたのか。
日本陸軍初の特別攻撃隊「万朶隊」で唯一の生還者である操縦士。9度の特攻命令を出され9度生きて帰ってきた
92歳の寿命が来る前に、自分が特攻兵として体験したことを鴻上に語る
90歳を過ぎた佐々木友次から特攻兵としての体験をインタビューした
「爆撃の鬼」の異名を持つ陸軍大尉。「万朶隊」隊長。部下を特攻で無駄死にさせまいと、搭乗機が爆撃できるよう改造を画策。富永に呼ばれ移動中、敵に攻撃され戦死
友次と同じ、仙台地方航空機乗員養成所出身の操縦士。特攻隊に配属されたことを知り故意に事故を起こし、逃れようとするが……
“東條英機の腰巾着”と呼ばれた陸軍中尉。岩本達の隊を「万朶隊」と名付けることで、有志で組まれた非公式の隊として位置付け、特攻を強行させる
「万朶隊」が所属する第四飛行師団参謀長、陸軍大佐。特攻から生還した友次に対し、戦死広報通りに特攻で戦死してこいと、繰り返し出撃命令を出す
第四航空軍参謀編成担当、陸軍少佐。すでに戦死広報を出していたにも関わらず生還した友次に対し「戦死の訂正はまかりならん」と発言し、特攻を強要する
友次と同じ、特別攻撃隊「万朶隊」に選出された操縦士。出撃中に逃げて帰ってきてしまうが、友次に諭され再出撃に挑む
特別攻撃隊「万朶隊」の操縦士。自分達の隊が特攻のために結成されたことを、岩本が隠していたと思い衝突するが、のちに誤解と知る
特別攻撃隊「万朶隊」の整備士班長。岩本に、特攻機から爆弾を投下できるよう改修を頼まれる。文廠の協力も得て、共に作業にあたる
高千穂空挺団輸送隊操縦士で陸軍大尉。フィリピンで佐々木と津田の暗殺を命令されていた。日本降伏後、佐々木たちに協力的になる
従軍していた読売新聞の記者。佐々木に戦時中、彼を暗殺する計画があったことを話す
22歳、特別攻撃隊「万朶隊」の陸軍中尉
23歳、特別攻撃隊「万朶隊」の陸軍中尉
30歳、特別攻撃隊「万朶隊」の陸軍少尉
26歳、特別攻撃隊「万朶隊」の陸軍少尉
24歳、特別攻撃隊「万朶隊」の陸軍少尉
20歳、特別攻撃隊「万朶隊」の陸軍少尉
25歳、特別攻撃隊「万朶隊」の陸軍軍曹
20歳、特別攻撃隊「万朶隊」の陸軍少尉
22歳、特別攻撃隊「万朶隊」の陸軍伍長
製品名 | 不死身の特攻兵(1) |
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著者 | |
発売日 | 2018年11月06日 |
初出 | 『ヤングマガジン』2018年第36・37合併号~第44号 |