著
中村 なん
彼女は過激にいじめられたい。
要求はただ1つ。
「死ぬまで私をいじめ続けろ。」
ただの「いじめ」ではありません。仲島は、クラスに君臨する「いじめっ子」。いじめの対象は儚げな女の子・白咲さん。暴虐の限りを尽くし、彼女は毎日いたぶられた。憑りつかれた様にいじめる仲島は、どこか狂っていた。──そう、狂っていたのだ。この「いじめ」の真相。仲島は、「いじめ」を強要されていた。いじめられっ子の白咲さんによって。加害者になるという未知の恐怖。悲劇とは、彼のことを言うのだろう。
誰から見ても異常なまでにいじめられているが、その実、仲島を使っていじめさせている異常女子高生。仲島だけにいじめることを許している
白咲に陰で脅され、いじめを強要されている。中途半端ないじめは彼女からの虐待として返ってくる。白咲のお仕置きがなによりも恐怖
白咲へのいじめが異常であると、正義感で仲島に立ち向かうが心が折れてしまう。新選組を結成して再起し、徐々に仲間が増えている
かつていじめで同級生を自殺に追い込んだ過去があるが、白咲に敗北して廃人になり、なんとか白咲の呪縛を解除することに成功
生徒会のメンバーで新選組の一員。ボクシングをやっていたのでスピードや攻撃に自信がある
仲島の「いじめさせられ」の事実を知り、なぜか彼を結婚相手にすると決めた異常者。目的成就のためなら手段を選ばない
いじめられているところを仲島に助けられたことで重度の仲島依存症になった。常に助けてもらうシチュエーションを求めている
緑田のことを王と崇めているゲーマー。彼女に頼まれ六峰の弱みを探していたところ、彼の出身中学で起きた生徒の殺人事件を知る。それに六峰が関わっているのではないかと疑う
元矢場高の副生徒会長。表向きは爽やかな人気者だが、陰では有能な手駒を揃えていじめを行っていた独裁者だった
白咲たちが通っていた中学で起こった事件の全貌を知りながら隠している。徳光の口を封じ、同じ高校に編入してくることに
美術部部長。好きな男子をいじめ過ぎて問題となり、複数の学校を退学している。仲島のことが好きで、彼をいじめようとチャンスをうかがっている
白咲の中学生時代の同級生で白咲の過去を知っている女生徒。過去に起こったことは隠しているが、何かを画策している様子
白咲の中学時代の親友で今も連絡を取り合っている。過去にあった惨劇について調べる仲島には本当のことを言わないでいる
白咲たちが通う矢場高校と合併された場井高校の生徒会長。下民をいじめることが自身の成長になると信じていたが、白咲により調教完了
クラスの担任。仲島に援助交際の現場を掴まれているのでいじめを看過している。仲島の協力者になっている
製品名 | いじめるヤバイ奴(1) |
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著者 | |
発売日 | 2019年02月08日 |
初出 | 『マガジンポケット』2018年8/22号~10/10号 |