著
榊原 宗々
驚愕・壮絶・戦慄の問題作。恋が殺意に侵される――美しくもグロテスクなダーク・ラブ≒サスペンス。
神城卓が片思いの相手・花園魅香に出会った時、ふとよぎったのは「花園の喉元を傘で突き破る」という明確な殺意のビジョンであった。残虐で、残酷で、残忍な世界に囚われた少年が、抗いの果てに辿り着くのは希望か、絶望か!?
“恋”が“殺意”に侵されてしまう病・ID。その存在は、聖夜の凄惨な事件をきっかけに大きく知れ渡り、世間を恐怖へと陥れる。一方、ID感染者を救う鍵が“花園”にあることが判明し、すべての人間から追われることになった神城卓と花園魅香は、共に死ぬ道を探すためたった二人で逃避行を始める――。
ID感染者で花園に恋心を抱いている。能力(ギフト)は増強された視力。IDの治療法確保を目論む人間たちから、花園とともに追われている
ID感染者で神城に恋心を抱いている。その脳からID治療薬の主成分が抽出できるため、様々な組織から追われている
ルーディメントの元代表でID感染者。感染者を殺す能力(ギフト)を持つ。ID治療法の確保のためC・I・Dの傘下へ。林に殺される
ID感染者でネイブの腹心の部下。ネイブに恋心を抱いている。電撃を放つ能力(ギフト)を持つ
ID感染者。長らく植物状態で入院していた恋人・柿崎を惨殺してしまうが、神城への恋心を自覚し、神城を殺すために追う
C・I・Dのトップ。ともにIDの治療法確保のためにネイブに協力を打診した。実はネイブとは昔馴染み
非感染者ながらC・I・D屈指の戦闘力。神城に恋心に似た感情を抱いている。脊髄を損傷する重傷を負った際、ネイブの右腕を移植する
神城の同級生で輝葉祭事件、聖夜の事件の黒幕。花園の身を狙う第3の勢力
感染者である弟を救うため、IDの情報を得ようとC・I・Dの職員に。神城と中園に協力し、C・I・Dの研究所潜入の手引きをする
医師。ID治療薬を作るのに成功し、使い方を神城に託す
ID感染者で魅香の親友。彼女のことが好きすぎて殺そうとする
神城の友達。敵に追われている彼を助けようと協力する
製品名 | 今夜は月が綺麗ですが、とりあえず死ね -last-(1) |
---|---|
著者 | |
発売日 | 2019年08月16日 |
初出 | 『月刊少年マガジン』2019年4月号~7月号 |