原作
大間 九郎
坂本竜馬暗殺犯と噂される男・佐々木只三郎。小太刀日本一と称されるこの佐々木、暗殺の日より十三年前の江戸で、稀代の天才学者・佐久間象山から、あるフランス人少女の護衛を依頼される。その対価、三百六十万両。少女を狙うは水戸一派、勝麟太郎、そして坂本竜馬。この事案をきっかけに時代は「幕末」へと変容していく――。
「小太刀日本一」の二つ名を持つ会津藩松平家家中。牢屋で出会った象山から金塊の在り処を知るとされる白菊の護衛を依頼され引き受ける
360万両にもなる金塊と共に沈没したジャンヌ=エビュテルヌ号の唯一の生き残りで、映像記憶能力でその船の在り処を知るフランス人の少女
日本一と名高い兵学者であり蘭学者。牢屋で出会った只三郎の腕を見込んで、養女として匿っていた白菊の身柄を託す
元象山の門下生。坂本龍馬・吉田松陰らとともに白菊の身柄奪還を画策していた
元象山の門下生で、勝の弟子。金塊を引き揚げる船を手に入れるため白菊を狙い、彼女を国へ送り届けることを条件に、只三郎に協力を請う
只三郎を「兄さん」と呼び慕う間柄で、北辰一刀流「玄武館」の門下生。白菊を狙っていた男装の水戸藩士の女性に惚れ、彼女のため倒幕を誓う
製品名 | 幕末イグニッション(1) |
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著者 | |
発売日 | 2019年08月23日 |
初出 | 『イブニング』2019年4号、5号、7号、8号、10号、11号、13号 |