著
みやび あきの
"大人"への憧れを抱く高校3年生の波多野貴樹(はたのたかき)は、長らく閉店していたはずの古びた喫茶店で、静かにカウンターに佇む年上の女性に心奪われる。どこかはかなげな「しづ」と呼ばれる彼女が気になってその喫茶店・ユカリに通い始めた貴樹は、店を訪れるさまざまな客とのふれあいを通じて少しずつ“大人”というものを知っていく――。 少年と年上の女性が織りなすほろ苦いラブ×グロウアップストーリー!
低身長で子どもっぽい見た目がコンプレックスの高校3年生。大人への憧れがあり、喫茶店のマスターであるしづかが気になっている
喫茶店「ユカリ」を営む着物の女性。元はアルバイトだったが、8年前に前マスターが引退後、店を継いだ
貴樹の12個年上の兄。優しく気遣いができる大人で、貴樹の憧れの存在。喫茶店「ユカリ」に通っている
喫茶店と珈琲にまつわる物語が好きな女子大生。貴樹が紫都香に片想いしていることを見抜き、応援している
「ユカリ」の近所に住む小学生。紫都香に困っているところを助けてもらったことから仲良くなった、小さな常連さん
身寄りのなかった紫都香の面倒を見てくれた「ユカリ」の前マスター。彼女にとって居場所を与えてくれた恩人
貴樹のクラスメイト。少々おせっかいだが、紫都香との恋を応援してくれている
貴樹の妹。ズケズケと物を言うタイプで兄を敬わない素振りを見せるが、かまってほしいだけでもある
かつて紫都香に恋をしていた時期もあったが、現在は友達関係。貴樹の存在が彼女の表情をやわらかくしたと思っている
製品名 | 珈琲をしづかに(1) |
---|---|
著者 | |
発売日 | 2019年10月23日 |
初出 | モーニング増刊『月刊モーニングtwo』2019年6号~11号 |