著
瀬下 猛
蝦夷地に住んでいた源義経は、兄・頼朝に追われ、大陸に辿り着いた。彼は復讐に囚われた人生を捨て、新たに生きることを決意。曲者だらけのユーラシア大陸を駆け廻る義経はテムジンと名乗り、次第に勇名をはせていく。一度は敗れたライバル・ジャムカとの戦に挑む義経。オン・ハーンの遣い、マムルークの将軍・ザハの活躍もあり、一進一退の攻防線に…! そして、緊迫する戦場に現れたのは…!?
兄・頼朝から追われ逃げる中、ユーラシア大陸に辿り着き、大陸制覇の野望を抱く。テムジン(鉄の男)という名前を通り名とする。キャト氏の家長
オン・ハーンに敗れ、傷ついた義経を助けた男。義経の野望に惹かれている。タタル戦でも窮地の義経を助け、信頼のおける右腕的存在に成長
テムジンの親衛隊”ケシクテイ”の一員。隷属民だった鍛冶屋の息子で、身軽な戦いを得意とする
コンギラト族の女性。メルキト族の長・トクトアに誘拐されたが義経に救出され、その妻になる
最強の遊牧民族ケレイトの長。義経にテムジンの名前を与える。絶大な権力を誇るも、弟エルの反乱で失脚。イルハンと出会い野心を取り戻した
金の右丞相。遊牧民族を軽視している
義経が日本にいた際に、平泉への逃走を手助けした商人。大陸に渡り、完顔襄のもとで働いている。義経に恨みがあるようで…
義経の元盟友。大陸を成り上がるという野心の持ち主だが、弟タイチャルの死をきっかけに義経と対立し戦闘状態に。結果、勝利した
凄まじい腕力の持ち主。義経を乱世にふさわしい指導者と認め、キャト氏の家長を譲った
カサルの異母兄弟。好きなものは、戦と女
カサルの母であり、モンゴルの英雄イェスゲイ・バートルの妻
タイチウト族。隷属民から成りあがった男で、義経に見込まれている弓の天才。タルグタイのもとを離れ、自らのいるべき場所を求め、高原をさすらう
メルキトの族長。かつてボルテを誘拐したが、救出に来た義経に敗れる。のちに、ジャムカと共にジャムカ・メルキト連合軍を結成
オン・ハーンの息子。実父の末娘をテムジンの息子に嫁がせると騙し、自分の娘との婚約を計画。彼が会談を欠席したことを口実に戦を目論む
オン・ハーンの名代としてテムジンに加勢した元奴隷軍人”マムルーク”のエリートだった男。過去拾われた恩義からオン・ハーンに忠義を誓う
製品名 | ハーン ‐草と鉄と羊‐(11) |
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著者 | |
発売日 | 2020年01月23日 |
初出 | 『モーニング』2019年第49号~第52号、2020年第1号~第6号 |