著
宮下 英樹
豊臣軍による小田原攻め、20万という空前の大軍勢の中に、未だ武功の無い仙石権兵衛の姿もあった。「ヤマイヌの計」の端緒で撤退を余儀なくされた豊臣軍堀秀政隊。その殿軍をつとめる仙石隊と牢人衆併せ200人は目前にそびえ立つ早川虎口への突入を決意した。ここに集いしは、何かを失ったものばかり。その一人である権兵衛もまた、悲願たる「挽回」を懸けた大一番に臨む!
秀吉の先手衆であり、淡路国を治める大名。秀吉から、長宗我部ら四国勢を束ねての島津討伐を命ぜられるが、「戸次川の戦い」で大敗する
権兵衛の上司にあたる。内大臣に昇官後、毛利・上杉家をも同盟国として、西国平定に乗り出す。朝廷から推挙され、関白太政大臣まで上り詰める
土佐を拠点とする戦国大名。羽柴家からの臣従要求を拒否したことから、四国征伐を招き降伏。その後、権兵衛とともに「戸次川の戦い」を開戦する
元親の息子。四国征伐で降伏後、旧敵の権兵衛とともに「戸次川の戦い」に参戦する
島津四兄弟の末弟。「戸次川の戦い」で、仙石隊・長曾我部軍と戦い、神懸かり的能力で権兵衛たちを混乱させ、勝利した
徳川家康の三男で、豊臣家の養子となる。のちの徳川秀忠
以前の通称は久太郎。かつて権兵衛と一騎打ちをした旧知の間柄。信長の小姓から出世し、信長の死去後は秀吉の旗下に入った
製品名 | センゴク権兵衛(18) |
---|---|
著者 | |
発売日 | 2020年02月06日 |
初出 | 『ヤングマガジン』2019年第34号、第36・37合併号、第38号、第40号、第42号~第45号、第47号 |