著
あの あやの
漫画家である鈴木旭のもとに、保育士時代の生徒である山本高嶺から手紙が送られてきた。鈴木は、懐かしく想い高嶺と出会い交流を深めていく。高嶺は、母親と離れ、児童養護施設で暮らしていた――。
他人の息子を育てることはできますか? 家族は、血が繋がってなくてもいいですか? 30代独身男と少年の、里親・里子物語。
児童養護施設で暮らす明るく利発な少年。母親はいるが、事情によりたまに会うだけの関係が続いている。鈴木やその家族と触れ合う中で、彼と一緒にいたい気持ちと、母親と暮らしたいという気持ちを両方持っている
高嶺をモチーフにした漫画を連載している漫画家。前職は保育士で、その時に彼と出会う。見た目は頼りないが実行力があり、交流を深めていく中で里親となる
児童相談所に勤めている美人だが少しキツめの女性。旭に里親制度を説明した。最初は否定的であったが、二人の想いを知り、力になることに
旭の養父。彼が小学3年生の時に家族となった。血が繋がっていなくても優しく、大切に育ててきた。今では良き相談相手でもあり、二人のために近くに引っ越してきた
旭の母。離婚を経て農と再婚。息子を思うあまりについつい口うるさくなる一面も。高嶺の里親になるという意見には否定的だったが応援することに
旭の妹で農と藍の娘。ルックスがよく、明るく能天気。年の差兄妹であったことから彼が保育士になるきっかけにもなった。就職にあたり家族ともども上京することに
製品名 | 人の息子(1) |
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著者 | |
発売日 | 2020年03月23日 |
初出 | 『ベビモフ』2019年7月号~8月号、『Dモーニング』2019年46号、50号、2020年2・3合併号、8号、12号 |