著
弘兼 憲史
日本を代表する電機メーカー・テコットの会長を退いた島耕作は相談役に就任。テコットの枠にとどまらず
日本の経済活動に貢献したいと考える島耕作。東京五輪が迫る中、その視野にとらえたのはスポーツ界だった。旧態依然のアマチュアスポーツ界に優れた経営ビジョンを持ち込むことで変革を起こそうとしている人間たちがいる。「スポーツは教育」「スポーツで金儲けはしない」――そんな凝り固まった考えの社会に風穴を空けろ。2020年の東京オリ・パラ、その後のスポーツビジネスを見据えて、島は動き始める。
一方、テコット内部では新社長・風花凜子への風当たりが日増しに強くなり怪文書が出る始末――その時、島耕作は!?
後進に道を譲り、テコットの相談役に就任。テコット関連の業務だけでなく、他分野でも経済活動を通して社会貢献をしていきたいと考えている
テコットの現会長。島が中国に赴任していた時代の部下。島とともに風花新社長の相談に乗り、奔走している
テコット初の女性社長。国際本部北米部長からの大抜擢での社長に就任。委任状争奪戦を経て、味方を増やしていく
相談役となった島の秘書を務めていたが、あまり仕事のないポジションに退職を考えていたところ、飲み友達の三代にプロポーズされ再婚することに
企画室主任。島の補佐的な仕事も兼務。万亀が仕事を辞め、海外へ移住するかもしれないと知り、考え抜いた結果、求婚。自身がゲイであることはマインドで乗り切った
島の妻で、テコットの大株主でもある。長年、部下として恋人として島を支え、7年前に入籍した
島の義母、久美子の母。委員会設置会社への移行をかけて、風花派の島の依頼に応じて日本に帰国したテコットの個人筆頭株主
中国の大手電気メーカー・出発集団(チューファー)のCEO。かつての島の盟友だが、現在はテコットの乗っ取りを画策している
製品名 | 相談役 島耕作(1) |
---|---|
著者 | |
発売日 | 2020年03月23日 |
初出 | 『モーニング』2019年38号、40号、42号、44号、46号、48号、50号、2020年1号、2・3合併号、6号 |