著
小出 もと貴
iメンターは24時間365日、常に正しく道を照らします。“暮らしの水先案内人”に人生の決断を委ねよう--。
最新の遺伝子情報を基に、「iメンター」と呼ばれるタブレットが人間に的確なアドバイスをする近未来。
将来の夢は叶うのか、このひとは最良の結婚相手なのか。自分は、いつ死ぬのか。
iメンターは全て数字で、「正しい生き方」を教えてくれる。
本当に人間の幸せは「遺伝子」だけで決定されてしまうのか?
iメンターに管理された「理想郷」で、「正しい生き方」をデータと数字で突きつけられた人間たちの尊厳を問う。
『アイリウム』『サイコろまんちか』の小出もと貴が描く、SFオムニバス!
iメンター管制局に勤める。ある個人を動かすための女優・iアクトレス、第3局副局長、第2局と出世していくが、それにはある目的が。そして、そのために意図的に特別刑務所に入る
iメンターによる99%の適正率からiメンター管制局員に。第7局に所属し、上司である軍城にバレないように絢奈の特別刑務所脱走に協力する
iメンター管制局第1局の人間。絢奈が急に出世しているのを不審に思っている。財閥の息子で、iメンターに反対していた過去が。カヤが手掛けたデザイナーベイビーだったため能力が高い
犯罪遺伝子を持つため絢奈がiアクトレスとしてプロジェクトに関わったことで刑務所へ行った男。絢奈は彼を刑務所から救おうとしている
産科医でバイオハッカー。絢奈の母。通称・カヤ。かつて兜の仲間に違法タンパク質を渡し、遺伝子改変をする人体実験を行うほか、デザイナーベイビーも手掛けていた
第2局局長。絢奈を第2局へと出世させたり、軍城を第7局へ更迭した人物。そのせいで、軍城から恨まれている。厚生省の官僚だった頃、カヤの成果を評価し、彼女と組むことに
兜がiメンターに反対していた頃の仲間。カヤによる遺伝子改変の実験に失敗し、入院生活を送っている
第7局局長。かつて呉羽の担当だったときに彼女が自殺したせいで、第7局へ更迭されたことをいまだに恨んでいてる。そして自分よりも先に第2局に出世した絢奈を気に入らない
飛鳥の姉で絢奈のいとこ。飛鳥と同じように実は絢奈を愛していて、その気持ちに自分で耐えきれず自殺した
絢奈のいとこ。学生時代は、自分たちの家族と一緒に絢奈と暮らしていたが、実は彼女にひと目惚れしていた
製品名 | iメンター すべては遺伝子に支配された(1) |
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著者 | |
発売日 | 2020年07月20日 |
初出 | モーニング増刊『月刊モーニングtwo』2020年2月号~5月号 |