原作
bose
2057年。東京湾に浮かぶ人工都市ヘミスフィアは、”法”が物理的な力となって人々を平等に守る量子AI”XEVEC”システムを導入し、あらゆる不正を一掃した。ヘミスフィアは、”理想郷”。正しい人が正しく報われる、恒久の平和が保証された超法治社会。そう思っていた。あの事件が、起こるまでは――。近未来の街で巻き起こる犯罪に立ち向かえ! 己が正義を勝ち取る為に! 物理的法廷バトル、開廷!
最愛の姉を殺害された女子高生・シムラ深月は、ヘミスフィア内で“法的弱者”から依頼を受けて法務代行するモグリの弁護士・“外法屋”クドウ鎮馬に協力を要請、姉を殺した犯人と思しき“眼帯の男”ミフネ士郎の行方を追う。二人は、ミフネの正体を暴くべく、XEVEC上の情報を自由に閲覧できる“特権”を持つ“ブラウザー”を訪ねるのだが、そこを因縁の敵・ミフネとその仲間たちに急襲され――。
非正規の弁護士。特定の条件下でのみ周囲のナノマシンを使って任意の物体を構築できる特権“創成権”を持っている。甘党
法曹志望の女子高生。姉・環を殺害され、その犯人に仕立て上げられるが、自身の人権を代価に鎮馬に協力を依頼し、事件の真相を追う
XEVECを管理するミカド・インダストリ社のヘミスフィア管理局に勤める深月の姉。何者かにより殺害される
クドウの知人。XEVEC上の特定の人物情報を閲覧できる特権“閲覧権”を持つ。面倒なことは傍観するタイプ。ドM
環殺害に関与していると思われる謎の男。合法的に犯罪を犯す組織・M機関に属している
ミフネの仲間。屈服させた人間の体内ナノマシンを操作し、対象の人物を自由に操れる特権“隷従権”を持つ
ミカド・インダストリ社のCEO
私立カツラギ第一総合教育学園理事長。ミカド社の上層部が重要事項を決定する際に必要となる3つの“鍵”の所有者の一人
製品名 | XEVEC(2) |
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著者 | |
発売日 | 2020年07月17日 |
初出 | 『週刊少年マガジン』2020年第15号~第24号 |