著
真船 一雄
世継ぎ誕生の際は人為的な手を加えてはならない――帝王切開をもご法度とするティガワール王家のしきたりである。王妃の懐妊は多くの問題を孕んでいた。お腹の子を抹殺せんとする勢力、進行する王妃の病、そして胎児の異常。王国に招聘された闇医者TETSUは一也(かずなり)を巻き込み、己の野望を実現せんと目論む。ティガワール王国の歴史と伝統にドクターKのメスが入る!
ドクターKの一族を支え続ける「影の系譜」を継ぐ男。KEIの説得でKの名を受け継ぎ、先代のクローンである一也を後継者として育てる
麻純が生んだ先代ドクターKのクローン。クローン臓器売買の組織に狙われたことを機に、一人の診療所に預けられ医師として英才教育を受ける
Kの一族に仕えた執事で一人を医師に育て上げた男。クローン臓器売買の組織に入り一也を狙っていたが改心し、一人の診療所で働くようになる
先代ドクターKの妹。結婚し磯永姓となり診療所を営む。中学の頃一人に執刀してもらった経験がある。彼の腕を見込みKの名を継ぐよう頼む
一也の母。先代ドクターKの分身が欲しいと願い、彼のクローン人間である一也を出産。息子の誘拐を企む組織から守るため一也を一人に預ける
先代ドクターKのライバルだった裏社会を渡り歩く闇医者。Kを名乗る一人に敵意を持つが、彼が先代と同じ信念と技術を持つと知り認める
一也の高校の同級生。趣味の刺繍をきっかけに彼と親しくなる。医者嫌いだったが、事故で負傷した彼を処置したことから医者を目指すように
製品名 | K2(37) |
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著者 | |
発売日 | 2020年07月20日 |
初出 | 『イブニング』2020年5号~13号 |