著
糸川 一成
みつばは、小学生のとき母親からお弁当一つを持たされ祖父のもとに預けられた。ところが高校生になった今、弟だと名乗る小学生のそうまが、母親の遺骨を持ってやってきた。近所の小説家志望の甲斐とともに納骨を済ませたみつばは、同じ母親のごはんの記憶を持つそうまと暮らすことを決意する。母親を忘れちゃった姉、みつばと母親に残された弟をあったか、おいしいごはんがつなぐ物語!
10年前、母にお弁当ひとつだけを持たされ祖父に預けられ、今では思い出すこともできない。高校生になったある日にやってきた弟だという少年、そうまと共に暮らすことに
母親に残された少年。母の死を知らず1ヶ月もひとりで待ち続けている間にしゃべれなくなってしまった。食いしん坊の男の子
みつばの祖父の将棋仲間で家庭教師。純文学小説家志望の27歳。姉弟のを見守るちょっとおちゃらけた青年。性格は明るいが書くものは暗い
みつばの祖父。母に残されたみつばを引き取り育ててきた。姉弟が一緒に暮らすことになる事情を知っているが、なかなか切り出せずにいる
製品名 | いただきます、のまえとあと(1) |
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著者 | |
発売日 | 2020年08月20日 |
初出 | モーニング増刊『月刊モーニングtwo』2020年3月号~5月号、7月号、8月号 |