著
江戸川 エドガワ
離島「花山島」に東京からやってきた女子高生、千堂千尋。独自の風俗が残るその島で、人の欲望が暴走する事件が起き始める。殺人、放火、強姦…‥際限ない欲望が離島を地獄に変えていく――。
両親が離婚し、父について東京から離島・花山島に来た女子高生。よそ者を受け入れない島に馴染めずにいる。正義感が強く、困っている人を見過ごせない
花山島の診療所に赴任した医師。波風を立てずに過ごそうとしているためか気弱な態度をとるが、娘のためには体を張る男気を見せる
千尋の家の近所に住む小学生。父親に虐待されていた節があり、謎の寄生虫に寄生されて父と駐在を殺害。島の船に火を放ってしまう
千尋の高校の担任。話しやすく男女問わず生徒から人気があるが、寄生虫により千尋や委員長を襲おうとする
国立感染症研究所寄生動物部勤務。寄生虫研究に情熱を注いでおり、封鎖された花山島へ単身潜入。寄生虫研究のため、鴻島にある協力を持ちかける
町内会長。島の風習を悪用し、自分の欲望を満たしている。さらに島を自分の思い通りにしようと、蜷川に協力をする
町内会長の息子。島の風習を私物化する父に反発し、千堂親子や寛太を助けようとするが、島民たちに捕まってしまう
千尋の同級生。「倖女」に選ばれた恋人を救おうとするが失敗し、千堂親子に助けられる。自警団を結成した高校に千尋とともに潜入する
千尋の同級生で野球部。幼馴染の委員長が島常たちに襲われているのを助ける。千尋達と協力し、行動をともにするようになる
千尋の高校の委員長。駒井とは幼馴染。島常たちに襲われかけた後、千尋達と行動をともにするようになる。真面目な優等生
千尋の高校の生徒会長で空手部部長。島常らの異変に気付き、校内に自警団を組織する。だが自身も寄生虫に寄生され、生徒を射殺してしまう
厚生労働省の役人。政府の命令により花山島に調査へやってくる。感染拡大の原因を調査し、島そのものの破棄を実行する指揮を執る
花山島の「始末屋」として幼少期から鍛えられ、島の安寧のために暗躍してきた。寄生虫ワクチンを作れると断言する蜷川と共闘を約束する
製品名 | 寄生列島(1) |
---|---|
著者 | |
発売日 | 2020年07月06日 |
初出 | 『ヤングマガジン』2020年第14号~第21号 |