著
灰田 高鴻
ジャズ。それは戦後日本の「芸能界」のルーツ。これはすべてを失ったこの国、そして
その音楽が再生する歴史を描く、一大ジャパニーズジャズストーリーなのだ。
通称トラ。姉のために「オダジマタツジ」を探そうと、福井から上京した。歌が上手く、山下の口車に丸め込まれて彼らとジャズバンドを組むことに
ジャズベーシスト。依音子と深い関わりがありそうだが、記憶喪失になっていて、福井に疎開していた頃のことだけ何も覚えていない
小田島の昔馴染みで、ジャズバンドのリーダー。サクソフォン吹き。トラの才能に気づき、彼女を自分たちのバンドに誘う
トラの姉。終戦間もないころに溺れて死にかけるものの一命を取りとめた。以来心を病んでいる
朝霞の基地にいるアメリカの軍人。歌うトラに一目惚れする
モリタ・プロに所属しているピアニスト。また一緒に演奏できないか小田島が気にかけていた人物。小田島のことが気になっている
作曲家兼プロデューサー。とらの歌声に目をつける
四方の秘蔵っ子。テング・レコード専属で「花野井のぶ(寅)子」として歌手デビュー。とらをライバル視する
とらの従姉妹。福井に帰らされそうになるとらを東京へ連れ戻そうとバンドメンバーを説得する。小田島に馴れ馴れしい
とらと親しい実家のお手伝いさん・トシの息子。とらの伯父・諏訪敬忠の言いつけで、福井にとらを連れ戻そうとする
スインギンタイガーブギのバンドメンバー。染香に想いを寄せる
スインギンタイガーブギのバンドメンバー。実家は船大工
スインギンタイガーブギのバンドメンバー。既婚で子持ち
引き抜き魔として業界で恐れられているモリタ・プロの社長。四方と組んでとらをプロデュースしようと考えている
過去に芸能界の問題で、森田に実行犯として警察に差し出された謎多き男。彼の差し金で暴力をちらつかせ、丸山を追い詰める
スインギンタイガーブギの演奏に惚れ込み、自身が下働きしていたバンドを抜けたサックス奏者。小田島、丸山とともに新たなバンドを結成する
製品名 | スインギンドラゴンタイガーブギ(1) |
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著者 | |
発売日 | 2020年08月20日 |
初出 | 『モーニング』2020年18号~20号、21・22合併号、24号、25号、26・27合併号 |