著
鹿子
「満州で一番軽いものは、人の命だ」
時は昭和12年。関東軍の兵士として満州にやってきた日方勇は、戦地で右目の視力を失ってしまう。「使えない兵隊」として軍の食糧を作る農業義勇軍に回され、上官に虐げられる日々を送るも、ある日農場の片隅でアヘンの原料であるケシが栽培されていることに気づく。病気の母を救うためアヘンの密造に手を染める勇だったが、その決断が自身の、そして満州の運命を狂わせていく…。
関東軍兵士として家族とともに満州に渡るが、怪我のため農業義勇軍に。病に倒れた母を救うため、アヘン作りに手を染める
中華民国最大の秘密結社のボスの娘。組織の呪縛から逃れて自由になるため、勇にアヘン密売の協力を持ちかける
中華民国最大の秘密結社「青幇」の三大ボスの一人で、中国暗黒街の最大権力者
関東軍憲兵隊伍長。アヘンの密売を取り締まっている。容疑者から情報を引き出すために、凄惨な拷問を行う
勇の妹。しっかり者で家族思い。禁制の芥子畑を見られたことで勇を殺そうとした農業義勇軍の陣内を、逆に殺してしまう
勇の弟。長谷川の前で芥子畑を見たことをうっかり話してしまう
製品名 | 満州アヘンスクワッド(1) |
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著者 | |
発売日 | 2020年08月11日 |
初出 | 『コミックDAYS』2020年4月~5月 |