著
萩原 あさ美
抑えられない娘の友達への想い。
その気持ちに、嘘をつくのはもうやめた。
ただひとりの人間として彼女が必要で、
彼女の哀しみに気づけているのも、
世界中で自分ただひとり。
これが、たんなる性的欲求でも、
歪んだ父性の発露でもないことは、
もう分かっている。
でも、だからこそ…
自分を取り巻く全ての人たちの、
幸せと不幸せの天秤に、
どう責任をとればいいのだろうか。
妻に先立たれ、娘と二人暮らし。よき父、よき上司として理想の自分を演じて来たが、娘の友人である古都と出会い、疲弊した自分に気づく
高校1年生。偶然が重なり晃介と知り合い、好意を抱くように。一見穏やかだがしつけに厳しい母親との関係に、息苦しさを感じている
晃介の一人娘。母の死以来、不登校になっていたが登校するように。小学校以来の友人である古都と父親の関係を知り、ショックを受ける
古都や美也の同級生。一人でいることが多いが、学校で所在なさげな美也と、たまに階段下で過ごしている
晃介の部下で、彼と古都の関係を知っているが秘密にしてくれている。晃介に好意を抱いているようだが……
製品名 | 娘の友達(5) |
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著者 | |
発売日 | 2020年08月11日 |
初出 | 『コミックDAYS』2020年3月~6月 |