著
弘兼 憲史
日本を代表する電機メーカー・テコットの会長を退いた島耕作は相談役に就任する。テコットの枠にとどまらず日本の経済活動に貢献するためだ。そんな島のもとを悩める風花凜子社長が訪れた。風花は、自分より若い彼女に嫉妬し、難癖をつけてくる取締役連中に縛られ、自らのプランを実行できないと思いを吐露。窮地のなか、「テコットを委員会設置会社に変更する」という大胆な構想を島に提案した。実現すれば、報酬や人事の透明性を高めることができるが、プロパーの取締役を減らし、社外取締役を増やす必要があるという。そのためには、取締役会で賛成を得なければならないが、もちろん会議は紛糾してーー新型コロナウイルスが猛威をふるう中、未来のテコットのため、島も動き始める。
後進に道を譲り、テコットの相談役に就任。テコット関連の業務だけでなく、他分野でも経済活動を通して社会貢献をしていきたいと考えている
テコットの現会長。島が中国に赴任していた時代の部下。島とともに風花新社長の相談に乗り、奔走している
テコット初の女性社長。国際本部北米部長からの大抜擢での社長就任であり、彼女の存在を煙たがる役員も少なくない
島の秘書。テコットの前相談役でかつて島の上司だった万亀健太郎の妻。大らかな人柄で大食漢。やや口が悪い
テコット ホールディングス企画室主任。島の補佐的な仕事も兼務している。万亀とは軽口を叩き合う間柄。ゲイ
島の妻で、テコットの大株主でもある。長年、部下として恋人として島を支え、7年前に入籍した
製品名 | 相談役 島耕作(2) |
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著者 | |
発売日 | 2020年09月23日 |
初出 | 『モーニング』2020年8号、10号、12号、14号、16号、18号、20号、23号、25号、28号 |