著
幸村 誠
ヴァイキング達が跋扈する11世紀北欧を舞台にトルフィンが本当の戦士を目指す物語。父親の仇を討つために過ごした幼少期、奴隷として農場で過ごした青年期を経てトルフィンはヴィンランドへの渡航を本格的に模索するようになる。北海最強の武力集団・ヨーム戦士団の居城・ヨムスボルグを中心にバルト海が戦火に包まれたヨーム継承戦争にまきこまれたトルフィンだが、辛くも戦争を生き抜いた。東ローマ帝国への交易で莫大な資金を調達したトルフィン達一行はアイスランドに帰郷。故郷のアイスランドで結婚式を挙げたトルフィンとグズリーズはヴィンランド移住計画の賛同者を募る。そしてついに約束の地・ヴィンランドへの旅が始まろうとしている!
※ 第36回講談社漫画賞 一般部門受賞
父の仇を別の人間に殺されたことで生きる望みを失っていた。農業を通じ作る喜びを見出し成長、虐げられた人々のため新天地ヴィンランドを目指すが……
トルフィンの父。 「ヨームの戦鬼(トロル)」と呼ばれた戦士だったが、命の奪い合いに嫌気がさし、戦場から立ち去る。フローキの策により息子の目の前で殺される
ケティル農場にやってきた奴隷。トルフィンとは互いを兄弟と呼び合う存在。戦争も奴隷もない新天地を共に目指すことを誓った
イングランド王。父スヴェンの王の座を奪う際、王を殺害したアシェラッドを殺した。直後に激昂したトルフィンに頬を切りつけられている
行方不明になった、トルフィンを11年間探し続け故郷に連れ帰る。彼のヴィンランドへの渡航のよき理解者であり、協力者
ヴァイキング集団、アシェラッド兵団の首領。復讐だけを生きがいにしてきたトルフィンに「本当の戦士になれ」と言い残し亡くなる
我欲でアシェラッドにトールズを暗殺させた、ヨーム戦士団の首領。孫のバルドルを次期ヨーム戦士団の首領にしようと画策しているが……
レイフの弟の未亡人で、彼の義妹。シグルドと再婚することとなったが逃げ出し、トルフィンらの船に乗り込む。のちにトルフィンと結婚、1児をもうける
過去に父フラヴンケルをトルフィンに殺された女性。再会したトルフィンを殺そうとしたが彼を庇う亡き父と師の幻影を見て断念。彼の信念を監視するため行動を共にしている
製品名 | ヴィンランド・サガ(24) |
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著者 | |
発売日 | 2020年10月23日 |
初出 | 『アフタヌーン』2020年1~4月号、6~10月号 |