著
うめざわ しゅん
テロ組織「動物解放同盟(ALA)」が生物科学研究所を襲撃した際、妊娠しているメスのチンパンジーが保護された。
彼女から生まれたのは、半分ヒトで半分チンパンジーの「ヒューマンジー」チャーリーだった。
チャーリーは人間の両親のもとで15年育てられ、高校に入学することに。
そこでチャーリーは、頭脳明晰だが「陰キャ」と揶揄されるルーシーと出会う。
「テロ」「炎上」「差別」……ヒトが抱える問題に、「ヒト以外」のチャーリーが、ルーシーとともに向き合うヒューマン&ノン・ヒューマンドラマ。
「マンガ大賞2022」大賞、「このマンガがすごい!」2022(宝島社)オトコ編第10位、第25回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞など、数々の評価を得た話題作!
作品集『パンティストッキングのような空の下』でも「このマンガがすごい!」2017オトコ編第4位にランクインし、話題になった漫画家・うめざわしゅんによる連載作品、開幕!
人間とチンパンジーの間に生まれた交雑種であるヒューマンジー。15歳になり育ての親が暮らすミズーリ州の高校に通う
チャーリーの高校の同級生。学校では陰キャで優等生。ある出来事をきっかけにチャーリーと仲良くなる。精子バンクの人工授精で生まれた
動物の平等な権利を主張するテロ組織・動物開放同盟(ALA)のメンバー。チャーリーをテロに引っ張り出したい
ALAのリーダーで、チャーリーの弟。彼とは逆に失敗作だったヒューマンジー。ALAの活動に理解を示さないチャーリーを殺そうとする
下院議員。ハンナの働きかけで、チャーリーが起こした事件をもみ消している政治家
チャーリーが住む街の保安官補。育ての親だったバートとハンナが殺され、警察などに追われているチャーリーの里親になろうとする
フィリップの妻。明るく快活な性格で、チャーリーのこともすんなり受け入れる
FBIの捜査官。チャーリーの捕獲をミッションとしており、ALAが彼に執着する理由も考察している
モリスとタッグを組んでいるFBI捜査官。気さくなタイプで軽口も叩くが、着眼点は鋭く、冷静さも兼ね備えている
違法な動物実験の末に、チャーリーの生物学的父親となった人物。ALAに、かつて自分が従事していた施設の告発を依頼する
通称バート。チンパンジー研究の権威で、チャーリーの育ての父。何者かに殺される
バートの妻でチャーリーの育ての母。弁護士。バートとともに何者かに殺される
製品名 | ダーウィン事変(1) |
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著者 | |
発売日 | 2020年11月20日 |
初出 | 『アフタヌーン』2020年8月号~12月号 |