著
堀尾 省太
発展の裏に忍び寄る闇
待望のショッピングモールは開店し、観覧車建設の計画は進む。
しかし、めまぐるしいほどの発展についていけない人々、
怪しい地面師が現れ始める。
3体に分裂したフクノカミは、さらに激しく対立をするが、
これも彼らの思惑どおりだというのか。
そんな最中、また琉花は不気味な悪夢を見る。
かつての平穏だった島は今、はち切れんばかりの欲望が支配している。
さらにその先に見えるは、繁栄か破滅かーー。
人の心の機微に敏感。ばーちゃんと島を救うために及川からの告白を断り、高校受験も断念。独立し、投資で生活している
海辺で干からびていたところを流花に拾われ、彼女の家の押し入れに住むようになる。本当に”福の神”なのかは不明
フクノカミから分裂。ヒトを集める
フクノカミから分裂。カネを集める
流花の祖母。早坂町子。フクノカミに魅入られ「寧島を強化する会」を結成。お金に対して執着し、ショッピングモールまでつくってしまった
ばーちゃんの店の手伝いをしていたが、ショッピングモールの寧モールができて、総務部長になる
流花の同級生のアニメオタク。大阪の高校に進学予定だったが、フクノカミの影響で、島付近の高校に進学。流花にフラれるが諦めていない
本土に住む、流花の母。人を勘ぐりすぎる娘の性格を心配している
作家。編集者の青木とともに、新作の準備のため寧島に訪れる。流花と一緒に昔のばーちゃんを取り戻すべく奔走するが…
黒蓮の編集者。黒蓮が流花のことを気にかけているのを知っていて、流花のまわりに起こっている出来事へ助言をくれる
スーパー岩奈屋の経営者だった。流花の祖母のコンビニ経営を妨害するも失敗。さらにスーパーを開こうとする彼女に危機感を覚えたが……
岩奈の娘で、流花の同級生。ヒトノカミのおかげで、海をゴミ拾いしただけでヒトが集まってきた
島外の刑事。岩奈が雇った無法者梶刈が殺された事件を担当。フクノカミと出会い、危険を察知し、冷静に分析する
他人のフクを見ることができるが、自分自身はフクのない男。島にやってきてフクノカミの依り代となる
製品名 | ゴールデンゴールド(8) |
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著者 | |
発売日 | 2021年02月22日 |
初出 | モーニング増刊『月刊モーニングtwo』2020年5号、7号~12号、2021年1号、2号 |