著
福田 泰宏
ママのおなかにいる時から、赤ちゃんの体内では細胞たちが働いている!!
「酸素ってどこに運べばいいの!?」
「胃にいきなり入ってきた白い液体、これなに!?」
「バイキンたちがくる!逃げなきゃー!!」
みんな、生まれて初めての仕事。右も左もわからない。それでも体を守るため、一生懸命、働いている!!
おしっこ、おむつかぶれ、離乳食の開始。そして、お母さんがくれた免疫が機能しなくなる…!?
赤ちゃんの寝返り一つにも、裏には細胞たちの頑張りがある! 忙しいママとパパ、そしてかつてBABYだったすべての人に捧ぐ、乳児体内擬人化漫画、第3巻!
赤ちゃんの体の中で働く、ヘモグロビンを含む血液細胞。血液循環によって酸素を運搬する。力が弱くよくサボりがち
酸素分圧の低い母親の子宮内にいる時の酸素結合能力が高い。仕事をサボりがちな赤血球をフォローすることが多い
外部から体内に侵入した細菌や真菌など、異物の排除が主な仕事。ビビりな性格だが、泣くと強くなり本来の力を発揮する
胃の内側に存在する細胞。胃酸(塩酸)を分泌して食べ物の消化を助けたり、ウィルス、細菌の増殖を抑え、殺菌する働きがある
胃の内側に数多く存在する細胞。タンパク質を分解するためのペプシンの元となるペプシノゲンを分泌する
血液に含まれる細胞成分の一種。血管が損傷した際、凝集して傷口を塞ぐ。マイペースで、作中で唯一、赤血球を困らせる存在
抗原提示を受け、B細胞の抗体産生などを助けるが、90%が死滅する。残ったものは長期間その抗原の次の侵入に備える。好奇心旺盛
過去に倒したことのある抗原を認識し、速やかに大量の抗体を作る。几帳面で、すぐに散らかすT細胞の後を片付けてまわっている
ウイルス感染細胞、癌細胞などの異物を認識・破壊する殺し屋。ヘルパーT細胞の命令で出動する。カッコつけているが実はビビリ屋
血液を濾過するフィルターの役割を果たす。細い血管が毛糸のように丸まってできている
糸球体から送られてきた原尿が通るところ。原尿の中から必要な水分や栄養素を再吸収する助けになる
リンパ球の20〜40%を占め、体内に侵入した病原体を排除するために必要な抗体を作り出す。キラーT細胞とともに病原体と戦う
製品名 | はたらく細胞BABY(3) |
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著者 | |
発売日 | 2021年02月22日 |
初出 | 『モーニング』2020年48号~52号、2021年9号、『月刊少年シリウス』2020年4月号 |