著
弘兼 憲史
日本を代表する電機メーカー・テコットの会長を退いた島耕作は相談役に就任する。テコットの枠にとどまらず日本の経済活動に貢献するためだ。「テコットを委員会設置会社に変更する」という風花社長の構想に賛同した島。構想は取締役会で否決されたが、「プロキシー・ファイト(委任状争奪戦)」に移行し、株主にその是非を問う形となった。大株主からの委任状を求めて島も奔走する。結果次第では島も危うい立場になるがーー新型コロナウイルスが猛威をふるう中、未来のテコットのため、今すべきことがある。
後進に道を譲り、テコットの相談役に就任。テコット関連の業務だけでなく、他分野でも経済活動を通して社会貢献をしていきたいと考えている
テコットの現会長。島が中国に赴任していた時代の部下。島とともに風花新社長の相談に乗り、奔走している
テコット初の女性社長。国際本部北米部長からの大抜擢での社長に就任。委任状争奪戦を経て、味方を増やしていく
相談役となった島の秘書を務めていたが、あまり仕事のないポジションに退職を考えていたところ、飲み友達の三代にプロポーズされ再婚することに
企画室主任。島の補佐的な仕事も兼務。万亀が仕事を辞め、海外へ移住するかもしれないと知り、考え抜いた結果、求婚。自身がゲイであることはマインドで乗り切った
島の妻で、テコットの大株主でもある。長年、部下として恋人として島を支え、7年前に入籍した
島の義母、久美子の母。委員会設置会社への移行をかけて、風花派の島の依頼に応じて日本に帰国したテコットの個人筆頭株主
島の学生時代の友人で小説家。台湾在住。死期が近づいてきた古い友人であり恋人であった最上陶子との別れのために一時帰国
島が大学時代に交際していた女性。アパレル業界へと進んだがうまくいかず、酒に溺れ、膵臓ガンとなり余命を悟る。最期に島と東北沢との再会を果たし、悔いなく生涯を閉じた
製品名 | 相談役 島耕作(3) |
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著者 | |
発売日 | 2021年03月23日 |
初出 | 『モーニング』2020年30号、32号、34号、36・37合併号、39号、41号、43号、45号、47号、49号 |