著・原作
ヨンチャン
子どもの10人に1人は、何らかの障害を抱えているとされる現代。佐山クリニックの受付係・市川渚は、児童自立支援施設から一時帰宅中で、隣室に暮らす少年・阿形俊彦を気に掛ける。非行に走った俊彦は複雑な家庭環境で育ち、ある問題を抱えていた。そして、佐山クリニックでは、研修医・遠野志保が、佐山卓から、児童精神科医として診察の心構えについて、指導を受ける。限られた診察時間の中で、志保はわが子の成長に疑問を持つ母子とどう向き合うべきなのか――現代の不良と障害の複雑な関係を描いた「非行少年」編、心の病と精神科を取り巻く現状について描いた「病院選び」編ほかを収録。
児童精神科医の物語に『コウノドリ』の鈴ノ木ユウ氏共感!! 「子どもの成長は嬉しい。ただ時に、親は不満を感じたり、不安になったり、自信をなくしてしまうことだってある。僕はそんな時、ただ息子を抱きしめます。この世にはこんなにも暖かいものがあるんだよって、いつも教えてくれるから。『リエゾン』を読み終わった後、ただ子どもを抱きしめてみてください」
小児科の研修を経て、児童精神科で研修医をしている。うっかりミスを連発してしまうが、佐山に発達障害だと診断される
志保の研修先である佐山クリニックの精神科医。発達障害の患者に寄り添った治療を進めている。自身も発達障害を抱えている
訪問看護ステーションの看護師。見た目はチャラいが、腕はよく患者に対する洞察力も鋭いことから、佐山から信頼されている
言語聴覚士。発達障害の子などの療育を行っている。もともとは小学校の先生だった。ゴスロリファッション好き
佐山クリニックに勤める臨床心理士。常に冷静に判断し、志保がパニックになってもうまく対応する
佐山クリニックの受付係で、赤ちゃんを抱えるシングルマザー。元演劇部で、志保の診察のトレーニングに付き合ってくれる
実家である「さやま記念総合病院」に勤務。父から指名があったため、卓に実家の病院へ戻るよう声をかけるが拒否されてしまう
製品名 | リエゾン ーこどものこころ診療所ー(4) |
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著者 | |
発売日 | 2021年03月23日 |
初出 | 『モーニング』2020年第51号、2021年第1号~第7号、第9号、第10号、第13号 |