著
内海 八重
『骨が腐るまで』内海八重の最新禁断サスペンス!
同窓会のために母校に集まった四ノ塚小学校元6年2組の27人は、そのまま監禁された。首謀者の名は、夢崎みきお。目的は「極限状態での善性を試す」こと…。偽りの同窓会で行われる、“善悪”を暴く背徳の実験。
52時間の監禁劇は、2日目の夜、ついに10人目の犠牲者を出す。権力のため、復讐のため、現れる新たな支配者たち。思惑が入り乱れ、分断される子供たち。3つの悲劇が同時に進行する中、少年の“善”は裏返る──。“お前らを逃がさない”事件が、真の姿を見せた──。
事件の首謀者。極限状態での人間の善性を試すために、同窓会に集まった元6年2組のメンバーを監禁。常軌を逸した実験を行うが殺される
元6年2組の生徒でみきおの友人。正義感が強く、彼の実験を止める行動により周囲から浮いてしまう。未来の死に直面し、自暴自棄に
元6年2組の生徒でネズの彼女。美少女で、クラスの男子の憧れだった。実験を止めようと、みきおの殺害を計画。その後、何者かに殺される
元6年2組の生徒。当時は女の子に間違われるほど可愛かったが、空手を始めてから体も成長し、別人のように。空手で全国大会をめざしている
元6年2組の生徒。小学時代は地味だったが、高校生になった現在はイメチェンに成功。自分をいじめていた委員長をみきおの実験中に告発する
元6年2組の担任。同窓会に呼ばれ、元教え子たちとともに監禁されてしまう。多くの生徒に慕われているが、一部の生徒からは信頼されていない
元6年2組の生徒で、事件の生き残りの一人。みきおの実験の途中で、仲のよかった石井をリンチしてしまう
元6年2組の生徒で、事件の生き残りの一人。明るい性格のお調子者だが、みきおの言動に翻弄され、何かと周囲に疑惑の目を向けてしまう
元6年2組の生徒。みきおの実験により、信頼していた小紅にリンチされ、彼女を憎むようになる
みきおの同窓会実験により人格が破綻してしまう。彼女である依利奈にも振られ自暴自棄に。王様ゲームで暴虐を尽くすようになる
長谷部の彼女であったが同窓会実験の中で見限る。王様ゲームでは長谷部とは別のチームの王様になり、極限状態にある同窓生を和ませている
未来がみきおを殺す計画を知っていた元6年2組の生徒。長谷部に襲われそうになった礼夏を救おうとするが…
実験中の監視カメラの映像がみきおにより共有されていて、それを見ていた。彼の死後、みきおに代わり実験を主導する
元6年2組の監禁事件で生き残った人へ当時のことを取材している
製品名 | なれの果ての僕ら(6) |
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著者 | |
発売日 | 2021年03月09日 |
初出 | 『マガジンポケット』2020年50号~2021年8号 |