著
綾辻 行人
「角島青屋敷 謎の四重殺人事件」で謎の死を遂げた建築家・中村青司が「島」に建てた十角形の奇妙な館を、大学のミステリー研に所属する七人――エラリイ、ルルウ、アガサ、カー、ヴァン、ポウ、オルツィが訪れる。到着した次の日、中央ホールのテーブルに「第一の被害者」「探偵」「殺人犯」……と書かれたプレートが置かれていた。誰かの悪戯だろうと目されていたが、「第一の被害者」「第二の被害者」が次々と現実のものとなり、「島」のメンバーは否応なく「犯人探し」をすることに――。
一方、「本土」では、死んだはずの「中村青司」から手紙をもらった江南と行動を共にする島田が、「謎の四重殺人事件」の真実に迫ろうとしていた。
第22回日本ミステリー文学大賞受賞の綾辻行人と、美しさの中に影がある絵でイラストレーターとしても活躍する清原紘がタッグを組んで贈る、本格ミステリの金字塔をもとにした「コミックリメイク」!
K**大学薬学部の二回生でミステリ研所属。21歳。明るい性格で交友関係が広い。エラリィと仲がいいが恋愛関係ではなく、ヴァンに片思いしている
K**大学理学部の三回生でミステリ研所属。21歳。真面目で落ち着いた性格で、変わり者の多いミステリ研の中では比較的常識人
K**大学法学部の三回生でミステリ研に所属。21歳。成績優秀だが運動が苦手で、ナルシスト。角島行きをルルゥとともに企画した
K**大学薬学部の二回生でミステリ研所属。20歳。書く小説は生き生きとして明るいが、本人は内向的。千織と一番仲がよかった。第一の犠牲者
K**大学法学部の三回生でミステリ研所属。22歳。攻撃的で感情的。アガサに片思い中で、彼女と仲のいいエラリィに嫉妬している。エラリィとは昔馴染み
K**大学医学部の四回生でミステリ研のリーダー的存在。その医学的知識から外部と連絡が取れない中、被害者の状況から死因などを推察している
K**大学文学部の二回生でミステリ研所属。20歳。明るい性格で、ミステリオタク。ミステリ研の会誌『死人島』の新編集長
K**大学の学生で元ミステリ研メンバー。千織の事故死以後、サークルの雰囲気がギクシャクしはじめ辞めたが、メンバーとは連絡を取っている
紅次郎の大学時代の後輩でミステリ好き。紅次郎を訪ねてきた江南とともに、青司名義で送られてきた手紙の謎と角島の事件を調べ始める。実家は寺
K**大学の学生でミステリ研に所属。角島での合宿には参加せず、バイクで国東に通って絵を描いている。江南らと手紙と角島の事件を調べ始める
角島で焼死した中村青司の弟で、千織の叔父。高校教師をするかたわら仏教学を研究している
K**大学の学生でミステリ研に所属していたが、1年前にクルージング中の事故で亡くなった。気立てがよく、オルツィと親しかった
製品名 | 十角館の殺人(3) |
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著者 | |
発売日 | 2021年03月23日 |
初出 | 『アフタヌーン』2020年10月号~12月号、2021年1月号~3月号 |